ゲームシナリオのドラマ作法 |
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シナリオ構成の基礎から始まり、ドラマとして盛り上げるための理論が、大作ゲームを例に丁寧に書き込まれていて、とても参考になりました。 しかし、著者が執筆中にテンションが上がってしまったのか、完全に自分の世界に浸っていて、読みづらいところがチラホラと見受けられました。 言い回しも、回りくど過ぎです。 たとえば、序盤の一文です。 「いずれにせよ、この 正 と 反 との力は、 真っ向から激突 して火花を散らし、その間から 突如 として、そのいずれでもない、 合 の結果を生み出します。」 なんか凄そう……というニュアンスは伝わるのですが、前後の文の流れをよく読まないと意味不明過ぎです。inカワベワールドです。読者は取り残された気分です。 最初、パラパラと流し読みをした時は度肝を抜かれました。まさかこの一文が、環境と主人公の設定についての基礎説明だったとは。 タイトルにドラマ作法とありますが、説明文までドラマチックなのは少々いただけません。 文字の強調や装飾も偏っていて、しっかり読まないとポイントが非常にわかりにくいです。 おまけでついている創作支援プログラムが良かっただけに、この読みづらさは残念でした。 前半にはいろいろとためになることが書いてあり、すばらしい書だと思いました。 しかし、後半に入ると有名作品の実例に入るのですが、これがストーリーをぐだぐだと書き、ところどころ自分の思ったことをいれるような小学生の読書感想文のようになっていました。 その点が、残念です。その点を考慮すると値段も少し高いように思えます・・・。 後半部が不要に思えてなりません。 前著「ゲームシナリオ作法」の内容が非常にためになったため、今回も 購入しました。前著と内容がかぶる部分が多かったような気がします。 プレーヤーである主人公は超目標を持ち、それに向かった行動をする 貫通行動が、ゲームドラマの作法として必要である。 主人公の行動を正として、それを妨げる反とすると、そのぶつかりが 大事であり、この繰り返しがさらに緊迫を生じて、ゲームドラマとし ての面白さになる。 ということが、繰り返し丁寧に、また、具体例を織り交ぜて説かれて います。 ゲームドラマは、実際に書かないと作れませんが、その手助けとして、 筆者開発の「ドラマファクトリー」というツールが紹介されています。 素晴らしい本です。 主人公がある「目的」のために、いくつかの難関を乗り越えて、最終的には「目的」を達する。そういったゲーム的な物語の作法について書かれた本です。 ゲームの物語はどういう盛り上がりを見せるべきか、どういう段階を踏んで物語を進めていくべきか、シナリオのテンポはどうあるべきか……またそういった論のほか、実際に物語を作るために役に立つであろうツールも用意されています。このツールはネットでPDFファイルとして配布されているのでとても便利です。 ゲームの考察のためドラゴンクエストの7および8、ファイナルファンタジーの9と10が取り上げられていますが、かなりストーリーの深くまで記述されているため、現在プレイ中の方やこれからプレイすることを考えている方はその辺りは読み飛ばすなり何なりしたほうが良さそうです。 ゲームの考察、「善」「悪」とはどういうことか、など純粋に面白い内容もあって、実践以外の部分でも興味深く読むことが出来ます。 またゲームシナリオのための、と銘打ってありますが、普通に小説などで物語を作る場合にも充分参考になるかと思います。どちらかといえばゲーム寄りな物語にはなるでしょうが。創作活動全般に、役に立つ本ではないかと思います。 特にRPGやアドベンチャーゲームなどに代表される、コンピュータゲームのシナリオがどうあるべきか、どう書くべきか、という「作法」に関して、映画やドキュメンタリーのシナリオを長く手がけてきた著者が、そのノウハウをゲームシナリオに関して論じた書。 映画のシナリオや小説の書き方に関して書いた本は多いが、このようなゲームに特化した本は、(著者の前著を含めても)極めて数が少ないので貴重である。簡単に書けるためのパターンが示されており、それも役に立つが、それだけでは良いシナリオは書けないわけで、より突っ込んだ研究として、実際の有名ゲームのシナリオが細かく解説されている。有名ゲームのシナリオに対する意見には異論もあると思われるが、著者の深い考察は一読の価値がある。 ゲームのシナリオを書きたい人や、考察したい人には読んでおく価値のある本。 ゲームシナリオのドラマ作法を楽天で検索 |