さよならの贈りもの―CDつき絵本

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売れ筋ランキングさよならの贈りもの―CDつき絵本  
さよならの贈りもの―CDつき絵本

さよならの贈りもの―CDつき絵本


価格:¥ 2,570(税込)
オークラ出版  (2004-01)
/ROLLY/ 安田 隆浩/
単行本売れ筋ランキング:454329
SCANCH'N ROLL SHOW
「卍」
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・・・と、物悲しく展開する瞬間が大好きだった、名盤『OPERA』のラストから2番目の曲、「さよならの贈りもの」。
TV東京の深夜番組・モグラネグラで「オルゴールの小さな博物館」の取材中、ROLLY(寺西。当時すかんち)が実際この曲で試作機を完成させたのを憶えていらっしゃる方、いませんか?(東京ローカルだったのかな?)

この時の音より、やや“華やいだ”雰囲気にアレンジされていますが、この曲の持つ物悲しさはそのまま。近年のROLLYの音楽を陰に日向にサポートしている吉本匡孝氏による編曲&制作と確認し、納得。さすが!
そしてROLLYの朗読、心にグッと来ます。
おやすみのひとときにどうぞ。


10年以上前に発表された曲をもとに書き上げられたという絵本。
絵本とは、子供の読む、あるいは子供に読む、そういうものだと思っていたのだが、そんなものは単なる固定観念だったようだ。
絵が綺麗だから、でもいいだろう。ROLLYが好きだから、でもいいだろう。
この本を読めた大人はラッキーだ。

そしてもっとラッキーなのは、この本を読んだ後、感想を語り合える相手のいる人だろう。
愛のかたちについて、他の見方に気付く事ができるだろう。
ラストシーンについての十人十色の解釈の仕方を知ることができるだろう。
絵本とは、全てを語るものではなく、読み終えた後、想像し解釈しさらに感じることのできるものっだったのか。

大人になってからこの本に出会えてよかった。


もう10年も前に発表された「すかんち」というバンドの「オペラ」というアルバム。
その中でも、他のミュージシャンでは思いつかないであろう異彩を放った、物語性の高い歌詞を持った曲が、この本の元となった『さよならの贈りもの』。

かくいう私も初めて聴いたのは「この曲を是非、本にしたい!」と声を掛けられたという企画者の方と同じで、あるテレビ番組で手動式オルガンを演奏しながらのROLLY氏のナマ歌でした。
初めて聴いて涙が出た。一度しか聴いていないのに頭から離れなくなった。
…そしてそれは、本になっても同じでした。

不治の病にかかった最愛の息子に、いつかきっと治ってもらうための究極の手段…。
読みながら泣き、付属のCDのメロディーは頭から離れない。
究極の愛というのはこういうことを言うんだろう、と感じました。
かつて「愛」というコトバが嫌いだったというROLLY氏。その氏が書き上げる愛の世界は、こんなにも純粋で強烈なものなのか…。

子供にも伝えたい。でもその前に、読み聞かせる大人が読んで心を洗っておく必要がある。
曲が発表されてから10年。
私も含めて世間が、この物語の素晴らしさにやっとついて来たのかもしれません。そしてこれから10年20年300年、ずっと残していきたい物語です。


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