バンザイなこっちゃ!

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バンザイなこっちゃ!

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価格:¥ 1,680(税込)
ゴマブックス  (2005-10-20)
/岡林 信康/
単行本 232ページ
売れ筋ランキング:227431
ぼくの歌の旅―ベアナックルレヴュー道中記
ぼくの村は美しい国 竜太の日記 [We love childrenアーティストによる絵本シリーズ 5] (We love childrenアーティストによる絵本シリーズ 5)
風詩
1973PM9:00→1974AM3:00
誰ぞこの子に愛の手を

岡林信康氏の生い立ちから、歌手になり、エンヤトットミュージックに辿り着くまでの紆余曲折を含めた、その背景が書かれてあります。
元々牧師の子どもであり、大学が神学科でもあったが中退。ボクシングをやり始めたことや、高石友也の音楽との出会いで歌手になろうと決意したこと、フォーク、ロック、演歌と流れ、日本のロックとは何かについての模索。音楽から遠ざかって、田舎での生活と人々とのふれあい。
「人間が生きる」って、こういうことをいうのだ。おかしな言い方かもしれませんが、生きることの模範型が浮かんでくるのです。
「素敵な人生」というものを自分でも模索したいものです。
 消息不明、神話化、もはや生きる伝説とまで言われ、岡林信康が遂に、遂に!俗世界に姿を表してくれた。現在での農村の生活や関心事、そして「フォークの神様」としての過去のことなど、赤裸々に語られている。
 現在の農村生活の話や、自然についてなどの話しも面白いのですが、やはり目を見張ったことが、『放送禁止歌』の著者、森達也も取材できなかったことについて語られていることである。『山谷ブルース』、『チューリップのアップリケ』の2曲について、これらの曲はどのような背景で、どのようにして生まれたのか詳しく語られている。さらにドヤ街での生活していた時のこと、農村にひきこもっていた時に演歌に傾倒したこと、美空ひばりと新宿ゴールデン街へ行ったことなどが事細かに語られており、今までおそらく思い出したくもなかったであろう「過去」とここまで前向きに向き合って「対話」したことはなかったのでは…。個人的に一番衝撃的だったのは、彼が訪英の際に、キング・クリムゾンのロバート・フィリップに「いいかげんに俺達の物真似はやめろ。日本独自のロックを聞かせたらどうだ」と罵倒され、それまでのフォーク・ロックを捨てて、日本独自のロックを探求し、エンヤトットに辿り付いたというエピソード。彼が「フォークの神様」などという迷惑な称号に迎合することなく、いかにストイックな生き方をしてきたのか、この本から溢れんばかりに伝わってくる。前向きに「過去」と向き合う岡林信康。この本は自分が伝説化されることを忌み嫌い、新たな音楽家としてのスタートとしての彼の決意書のようにも見える。そう遂に岡林信康は新境地に向かって動き始めたのである。
 古くは、美空ひばりが、現在では石川さゆりがエンヤトットを歌い上げ、サンボマスターも彼の楽曲をライヴでよく取り上げているという。何故彼らが岡林信康の楽曲を取り上げるのか!?若い人にこそ是非一度彼の楽曲と生き様に触れてもらいたい。
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