それでも町は廻っている 4 (4) (ヤングキングコミックス) |
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幼い頃の世界と言うのは今思えばすごく狭くて自分の身近なことばかりだった。 年齢を経れば経るほどその世界というのは果てしなく広がり拡大していったが、 大人になった今になって気づくのは、一番大事な世界というのは幼い頃の 自分が見てきた世界のことなのかなあ、と思ったりする。 そんなことを思うのはこの作品がもたらす力のせいだろう。 僕は男だし、主人公の歩鳥に共感することなんてあまりないはずなのに、 この漫画を読んで笑ってるうちになんだか昔の友達に会いたくなったり 人の優しさに包まれていた時の幸せを思い出したりするのです。 え?大げさですか?でもこの漫画が傑作だというのは本当です。 難しいこと考えず、歩鳥の住む商店街に足を踏み入れてみれば、 なんだか幸せな気分になれるはず。 激しいアクションに食傷気味の人や、自分のピュアさを信じてる人? ぜひ読んでみてください。 「それでも町は廻っている」を読んで日常を見つけた。個人的に、日常はありふれているようで実は、リアルとアンリアルの狭間にこそ存在する気がしていた。つまり日常なんてどこにもない。 でも違うかもしれない。日常とは、誰かに造られてここにあるのかもしれない。僕は今、日常を造っているのかもしれない。うまくは言えないけど、そう感じた。 ほのぼのとしていて大笑いできることがこのギャグ漫画の最大の魅力。 しかし、その側面にはいつも感動に近いものが寄り添っていた。短篇「探偵綺譚」はそれを意識しすぎて押し付けがましくなり読みにくかったが、やはり「それ町」は一味違う。 正直4巻はいつもより笑わなかったけど、物足りないわけじゃないし、巻末コメントを読んで納得してしまった。ちゃんと考えているんだなあ。当たり前だけど、改めてすごいなあ。 とにかく、31話ミシンそばのはなしが素晴らしい。詳しい内容は書かないが、何気ない謎を見付け楽しむ、ただ町を歩いているだけで笑える、という「それ町」の本筋がそのまま描かれたような話。そして、歩鳥が泣いたところ。涙を見せない描写がまた、いつもと違い感じるところがあった。読みながらつい泣いてしまった。 真田の親父が最初にちゃかしていたシーンさえ読み終えるとちょっと泣ける。そうやって日常を造ってきたんだろう。オチも決まって造りも見事。 もちろん他の話もおもしろい。本当にいい漫画です。 今やツンデレの定義も広く曖昧になってしまいましたが、 この巻には正統派ツンデレとも言うべきキャラが登場します。 久々に良いツンデレを拝ませて頂きました。眼福眼福。 喫茶シーサイドに働く女子高生、歩鳥の色々ごった煮ストーリー。第4巻です この作品は『間』がすごいいいです 楽しいときの『間』、悲しいときの『間』、何でもないときの『間』 そういったマンガらしからぬ間の使い方によって 読んだ後の楽しさや悲しさ、何でもなさ(??)が倍増してる気がします その中でも今回オススメなのが『ミシンソバ』の回 歩鳥の幼馴染の真田の想い出にある謎のソバ、ミシンソバ 記憶を頼りに探していった先にあった真実は・・・ これもさーっと書き流せばありふれたストーリーになっちゃいそうですけど この漫画家さんが書くと、時が止まります。るんるん気分で読んでた読者が 「あっ・・・」とページを開く手を止めます。 そんな不思議な読後感が得られることうけあいの『それ街』 ぜひ読んでみてください 1巻から買い続けているファンにとっては何の文句も出ない面白さ。 石黒正数は元々推理モノが好きらしく巻が進むにつれてそういった要素が 増えつつあるが、面白さが高水準でキープされているので、 いち読者としては「どんどん好きなようにやってくれ」といった感じ。 プロだからマスに対する最低限の譲歩はあるだろうが、作者が好きなモノを描いて、 結果的にそれが面白くて、買った読者が楽しめて、また好きなモノが描ける という最高に幸せなループができあがっている。 ただひとつ残念なのは、巻頭のカラーページで歩鳥に短パンの隙間から パンチラさせていたこと。今までみたいに盛大にすっ転んでとかなら笑えるし、 ある意味で歩鳥に萌えるマンガでもあるんだけど、ああいうのは何か違うから、 他のそういうことしか能がないようなマンガに任せておけばいいと思った。 それでも町は廻っている 4 (4) (ヤングキングコミックス)を楽天で検索 |