定本 続トランジスタ回路の設計―FET パワーMOS スイッチング回路を実験で解析 |
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本書の前著にあたる“定本トランジスタ回路の設計”も秀逸な一冊であったが、その続編である本書も同じくらい秀逸な一冊である。JFET,MOSFETを勉強したい人に、是非ともお勧めしたい一冊である。 前著の主題がバイポーラであったのに対して、続編である本書では、JFETおよびMOSFETが主題となっている。一部、バイポーラについても書かれているが…。 本書の解説の流れは、FETの基本的な原理から始まり、その後、ソース接地やソース・フォロワ,ゲート接地などの基本回路を詳しく扱う。基本回路の解説が終わると、電流帰還OPアンプやスイッチング電源,発振回路…etcの応用回路の解説に移る。したがって、本書一冊で「原理→基本→応用」と順を追って勉強できる。 以下は、個人的な意見だが、本書および前著の素晴らしい点は、等価回路を使わずに、解説する点にあると思う。等価回路だけで解説されても、実際の回路図を見たときに、動作イメージがわかずに困ったという人は多いと思う。それに対して、本書は等価回路を使わずに、解説するでの、動作イメージを鍛えるには良い。 最後に一言。本書を読む前に、前著“定本トランジスタ回路の設計”も読んでおいたほうが良いかと思います。 実験により、回路の動作をわかりやすく解説しているこの本のスタイルは良いが、著者のFETに対する知識が未熟なため、随所に間違いが見受けられる。たとえば、p.63に「FETには、ftに相当するパラメータがありません。」と書かれている。しかし、FETには、遮断周波数ftに相当するパラメータは存在し、Gm/(2πCgs)で計算できる。一般的にデータシートには、記述しないだけのことだ。Cgs,Gmともデータシート上には、入力容量Ciss、順方向伝達アドミッタンスYfsで記載してある。また、sパラメータが記載されてあるものは、sパラメータより、s-h変換して求めることも可能だ。著者は、もう少し勉強して欲しい。 この本は電界効果トランジスタの回路、スイッチング電源や、発信回路の設計方法が詳しくかかれ、その回路を使った応用回路なども紹介されていて、中学生の僕でもわかりました。 今は、ICの回路中心ですが、この本のポリシーは「ICをあまり使わず、基本に忠実に、そしてICよりもよい回路を設計すること」のようです。 僕も、ICに頼らないでよい回路を作りたいなと思っていたので、その部分が特に勉強になりました。 定本 続トランジスタ回路の設計―FET パワーMOS スイッチング回路を実験で解析を楽天で検索 |