Delphi & C++Builder即戦力コンポーネントライブラリ―Windowsプログラミングの効率アップ |
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本のタイトル通りライブラリであって、新たに独自にコンポーネントを作る為の解説は無いと考えてよい。 FAや図面相手の仕事をしていて、Delphiで何か仕事用のソフトを作りたい場合には有益なコンポーネントが多いが、一般のソフトや事務系のソフトには不要なコンポーネントが大多数。唯一数値入力コンポーネントは使えるかもしれないが、FAで使うにしてもグリッド関連のコンポーネントが入っていないのでかなり用途を限定されたコンポーネント集といった感じ。 オブジェクト指向プログラミングの隆盛により、再利用可能なライブラリに関する解説書も数多く出版されているが、本書は、その主な対象をFA装置の制御用途にしている点で特徴的である。FA装置というと、7セグメントLEDやランプなどが並べられた制御パネルが思い浮かべられるが、最近はGUIを用いたものが主流となっている。本書は、ウィンドウズマシンをFA装置のフロントエンドとして用いる際にあると便利なDelphi/C++Builderのコンポーネントについて解説したものである。 これらのコンポーネントは、著者がFA装置システムの開発中に必要に迫られて作成したものだけあって、シリアル通信、高精度タイマ、照光押しボタン、数値入力など、すぐにでも使えそうなものが集められている。本書は、ソースコードを示し、プロパティ、イベント、メソッドについて詳細な記述を行うというスタイルで書かれており、読者による機能の追加・修正も可能である。ソースコードはObject PascalおよびC++の両方で書かれており、どちらかを理解していれば問題ない。また、著者が感じた疑問、失敗談などもコラムとして取り上げられており、たとえば、「タイマイベント中の再入可能性」「優先順位の高いスレッド実行中における優先順位の低いスレッドの実行可能性」といった疑問にはテストプログラムを用いて答えている。 MFCに慣れた開発者には、使用するクラスライブラリが異なるなどの理由でなかなかなじめない部分もあるが、Delphi/C++Builderのユーザーで、組み込みシステム等を開発しようとする読者には有用な内容である。(福島紀行) Delphi & C++Builder即戦力コンポーネントライブラリ―Windowsプログラミングの効率アップを楽天で検索 |