妻を帽子とまちがえた男 (サックス・コレクション) |
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●映画『レナードの朝』のもとになった実話の本「めざめ」の著者による、脳神経障害と特異な症状持つ患者達の人として生きる姿の物語。 ・喪失(からだのないクリスチーナ、他) ・過剰(キューピッド病、他) ・移行(皮をかぶった犬、他) ・純真(詩人レベッカ、他) ●本書は、『ヤナムラの才能を伸ばすために私がしたことは、彼の魂をわが魂とすることでした。教師は、美しく正直な知恵遅れの生徒を愛し、その清らかな世界をともに生きるべきなのです』というボーク博士の論文のことばで結ばれている。 これはまさに「24編の話のどの個所のどれを読んでもひたひたと伝わってくる患者への愛情は、彼のこの信念と決して無関係ではない」(訳者)。 僕は医学部の学生です。 毎日病気について勉強しています。 頭は人並みです。 でもたまに忘れることがあります。 それは病気は人がなるものだということです。 毎日病気をパワーポイントの画面で習います。 次から次へと画面が変わります。 そこに人の気持ちは見つかりません。 妻と帽子を間違えた男。 この本は病気が人になるものでその人の人生の一部だということを気づかせてくれました。 何を当たり前のことを言ってるんだと思うかもしれませんが、悲しいかな患者さんに一切振れづに病気のことだけを習う医学生はこのような錯覚によく陥る。 この本には病気とともに悲しみがあった、病気とともに笑いがあった。 サックス先生の患者さんへの優しさもひしひしと伝わってきた。 来年からは臨床での実習になります。 その前にこの本に出合えて幸せです。 神経病学の分野の本ですが僕みたいに無味でカラカラな授業に飽きた学生は手にとってみてください。将来のあり方が少し見えてくると思いますよ。 側頭葉は記憶、頭頂葉は身体感覚…などのような、脳の機能分化という概念は非常にわかりやすいのであるが、本当にそれだけでは脳機能は説明できないと改めて気づかされる内容であった。 詳しくは本書をぜひ読んでいただきたいが、題名にあるように、人物の相貌と物体の弁別に障害を起こす「失認症」など、人間の脳が奇妙なのか、病気が奇妙なのかわからないが、こうも不思議な(という表現は患者に対して失礼に当たるかもしれないが)症状を呈するというのはどういったことなのであろうか。 神経外科の教科書をめくれば本書にあるような「興味深い」病気はたくさん紹介されているのだが、その患者が何を思い、そしてそこから何を感じ、「正常な」人間とはいかなる存在なのか、ということまでは語ってくれない。本書はそういった意味でも非常に意義深い臨床例を巧みな記述で記載しており、脳・人間について深く考えさせられる一冊になっていると思う。 今世紀屈指のメディカルライターが描く、 脳に障害を負った人々の記録。 彼らが生きる奇妙な世界は通常決して見られず、 かつ想像も及ばぬものであり、非常に興味深いといえる。 文句なしの力作。 ショッキングなタイトルに惹かれて、この本を手にとった。いわゆる「健常者」から見れば、「障害」を負い、「異常」な感覚の中に生きている数々の人のエピソードを紹介している本なのだが、単なる興味本位には著されていない。登場する彼ら、彼女らの人生の一部に出会った一人として、著者のオリバー・サックスはこの本を書いている。 健常とは何か。異常とは何か。人間とは何か。自分の身体の感覚が無くなった女性が、それを視覚で補おうと闘う(まさにそのリハビリは闘いだ)エピソードが本書にはある。人間の尊厳は病気や異常によって決して冒されないこと。そして、驚くべき可能性をもって、失ったものをリカバーする存在であることを、この本は教えてくれたように思う。 妻を帽子とまちがえた男 (サックス・コレクション)を楽天で検索 |