古民家再生住宅のすすめ

古民家再生住宅のすすめ

売れ筋ランキング古民家再生住宅のすすめ  
古民家再生住宅のすすめ

古民家再生住宅のすすめ


価格:¥ 2,100(税込)
晶文社  (2001-09)
/宇井 洋/ 石川 純夫/
単行本 269ページ
売れ筋ランキング:262509
民家再生の設計手法
古民家再生ものがたり―これから百年暮らす
民家再生の魅力―全国・事例選集
骨董をたのしむ (40)  古民家再生術
古民家再生―古い家にかくされた"すごさ"を大解剖 (ワールド・ムック―Living spheres (363))

内容的には多岐に及んでおり、資料としてはよいと思う。ただよく読んでみると、文が粗雑で論理的についていけなかったり、巻末の「全国民家園・民家村マップ」には福島県と宮城県を取り違えていたりと、粗が目立つ。読み進むうちにうんざりしてくる。古民家のよさを説き、新建材の現代住宅を批判しているのに、これではかえって信用を落とす。資料としては充実している点は評価し、星は2つ。
 古民家いいですよね。なにせ柱が太い。天井板を省けば、ダイナミックな柱組が白壁に映えて、ワクワクしそうです。一方、新建材で作られた"マイホーム"のなんとチープなことか…というのが著者の主張。
 徐々に古材の流通システムも整ってきているようで(p.37-)、イメージを膨らませて憧れの古民家を探すところから、設計、解体、移築工事と続くプロセスもわかりやすく紹介されています(p.84-)。
 古い農家の場合、建坪が60坪もあるから、そのまま都心に移築するのは土地代から難しいとか、二階建てにする場合、本来、天井裏の小屋裏を改造するが、小屋梁が何本も横切っているため、総二階建てにはならないなど(p.108)実際的な話も面白い。
 後半がノウハウ本なら、後半は実例集となる本の真ん中にはカラー写真が豊富に使われていて楽しいですね。巻末の古民家に特化した建築用語集も便利かも。
最近、書店には古民家の移築に関する本はたくさん出ているが、本書は単に古民家を手放しに賞賛するだけではなく、問題点も詳しく書かれているため、非常に役に立つ。基本的な古民家の知識から、手に入れ方、設計者の選び方、施工の仕方までステップを踏んで書かれている。さらにはシックハウスや新建材など現在の住宅問題にも触れている。

事例に関しても、完全再生、完全移築から部分移築、古材によるリフォームまで幅広く取り上げていて、読み物としてもおもしろい。ただカラー写真が少ない気もするが、その分、他の類似本と比べて情報やノウハウはかなり充実している。古民家の移築、再生を真剣に考えている人なら納得の一冊だろう。


家づくりは一生に一度の大きな買い物と言われていますが、実際に自分が建てることになったら、何からすればいいのかまったく見当もつきませでした。そのため、いろいろな雑誌や本を購入したのですが、これもその一冊です。

古い民家を移築した住宅は作家の服部真澄さんの本で知っていましたが、改めてその魅力にはまってしまいました。最近はシックハウスや欠陥住宅が問題になっていますが、古民家再生住宅はそうしたこととも無縁のようです。新しいモノばかりがもてはやされる時代ですが、古いモノには味わいがあります。古民家再生住宅に興味がない方にも、理想の家づくりを学ぶ本としてもお勧めできます。


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