ヤバンな科学

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売れ筋ランキングヤバンな科学  
ヤバンな科学

ヤバンな科学


価格:¥ 2,310(税込)
晶文社  (2004-08)
/池内 了/
単行本 318ページ
売れ筋ランキング:380000
科学は今どうなっているの?
考えてみれば不思議なこと
物理学と神 (集英社新書)
科学者心得帳――科学者の三つの責任とは
禁断の科学

まじめな科学者・天文学者の科学評論、エッセイです。
豊富な経験と深い洞察で現代の科学の進め方について論じています。

科学者は、よく考えて行動する責任があります。
科学者って「冷たい」って思う人、多くないですか?
どうして「冷たい」って思われるでしょう?

池内さんは、その「科学者不信」の原因に、「科学者の傲慢さ」を挙げます。本当は、狭い専門分野しか知らないのに、自分の知らないことにも「こうである」と断言する科学者が増えている。 本当は安全ではないのに、「安全性に問題はない」と言って、薬害を広げた科学者がいたことを思い出します。

科学というものを本当に深く理解すれば、科学で明らかに出来る「自然」は、一握りにすぎないということに気づきます。著者のような一流の研究者であれば、なおさらソクラテスが述べた「無知の知」の大切さが分かるのでしょう。

「ヤバンな科学」とは、そう言った「無知の知」を忘れた科学(者)、そして、そういう科学の本質を忘れて、その結果だけを(自分勝手に使っている)私たちの現代社会を指しています。

この本は、決して抽象的ではなく具体的な問題に即して、筆者が独自の視点で、問題を捉えていきます。著者の専門ではない問題であっても、著者が資料にあたって、よく勉強していることが分かります(環境学の研究者が市民向けに書いた本・HPにありがちな、無知・不勉強に基づく断定的な議論はありません)。

科学論としても、環境論としても、理性的批判力を身につけるためにオススメの一冊です。
養老教授の環境論「いちばん大事なこと」と併せて読むと、さらに面白いでしょう。


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