日本でいちばん小さな出版社 |
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読み物としては面白いかもしれません。しかし、非常に恵まれた経済環境(愛車はスープラ)で、出版社を始めて、それを続ける努力といっても自分のできる範囲、やりたい範囲だけで後は運が良かっただけとしか思えません。これから出版社を作ろうと考えている方には参考にならないかも知れません。 わけもわからず出版社(アニカ社)を一人で始めた人の物語ですね。出版者(社)に興味があるので読んでみました。読む前は、出版社として独立しているのかなぁ、と思ったのですが、収入源は別にあるし、会社経営の経験もある人でした。つまり、けっこう環境に恵まれていると言うか、貧乏生活と言う状況じゃないです。年間、3冊か4冊だしているようですので、やはり趣味の世界の出版者という感想です。たとえば、編集者が独立して出版社を起す際のの参考にはならないと思います。それから、この本でも取り次ぎの仕組みが話題になっています。トーハンや日販、大阪屋という取り次ぎの仕組みを無視した出版社が繁盛する時代は来ないのだろうか。 出版社を起業するのは簡単に見えて色々と分からないことが多い。本の流通経路などが独特なので、業界で経験を積むことが要求されるからだ。しかし、今の世の中、どんどんと参入者が現れてもよいはずだ。 本書はパワフルな行動力で出版社を作った著者のノウハウが面白く書かれており、読み物としても楽しく読める。著者はいかにもしろうとでずっこけた感じのキャラクターとして自分を表現しているが、これを鵜呑みにしてはいけない。自分でプログラムを組み、自分で原稿を書き、デザインまで手がけるということだけでも著者にはバイタリティーと専門知識がふんだんにあることが分かる。 ともかく、一気に最後まで読んでしまった楽しい本である。 ひょんなことから突然出版社を始めることになってしまった著者。編集、印刷、流通と、出版の右も左もわからないところから数々の困難を一つずつ乗り越えて、超スローペースながら定期的な出版ができる出版社にまで成長していくお話です。また、『出版業界がわかる本』の類以上に、ある部分では出版業界の流れや見えざるルールを知ることができる本だと言えるでしょう。 「たまたま」出版社になってしまったというわりには、その運営にはとても一生懸命。行き当たりばったりでいい加減なように感じられるけれども、その実、とても努力家。文体からも感じられる著者持ち前のプラス思考はとてもすがすがしいです。どん詰まりの出版業界と言われますが、こんな姿勢の人の存在は、ちょっとした希望の光かもしれません。 著者の立ち上げた出版社が今後も成長…、いや、継続していけるのか(著者は別に成長させたいわけではないらしい)気になるところです。いろいろ困難も感じられるから、どうかなぁ。がんばれ。 私自身、出版に特に興味はなく、この本を手にとった。 それは、私が自己啓発本を読むのが、好きなのだが 最近、全部同じ流れの自己啓発本に飽きてきたというのと 翻訳調のアメリカの自己啓発本には具体的なノウハウが 何もないなと思ってきたので、実際に、事業を日本で1から 立ち上げた人の話というのは自分にとって、なにか参考に なるのではと思ったからだ。 案の定、この本は、参考知識の宝箱である。 この本を手に取った私同様に、この著者も、出版自体には 当初、興味がない。金目当てに何も知らない出版に手を出し マニュアル本も存在しない中、人付き合いが苦手だという作者が、 どうやって、知識を持っている人を探し出し、そういう人に近づいて、 教えを乞い、一歩一歩、障害を乗り越えていったかという過程が 友人のプレーするRPGを後ろから見ているように、感情移入して 楽しく読むことができた。 とても興奮させられる内容だった。 それぞれ、困難な障害が立ちはだかっているのに、それを大して 困難と考えていない作者の楽天的な性格も頼もしく、また参考になる。 海外の、あるいは、上場企業社長の書いたような おおげさすぎる あるいは スケールのでかすぎる 成功物語や自己啓発本に飽きてきた人におすすめ。 日本でいちばん小さな出版社を楽天で検索 |