やさしいフォーカシング―自分でできるこころの処方 |
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アメリカ生まれの心理学書は、とかくスピード重視の方向に行きがちです。その点、本書はあくまでも先を急がず、ゆっくり歩くように教え伝える姿勢が、際立っています。これがどれほど大事なことか。 思えば、「はやく何とかしなければ」「こうしてはいられない」という焦りは、どれだけ回復を遅らせることでしょう。実際に回復した後になって、骨身にしみてわかります。 実はこのことは大きな矛盾をはらんでおります。「先を急がずにはいられない」心的状況は、かなり多くの場合、病の原因であり、症状であり、結果でもあります。時の流れを静かに受け入れ、自分のからだとじっくりと向き合えるならば、それだけで「心理的な健康度はかなり高い」と見なすことができ、そうであるならば「自分でできるこころの処方」(本書のサブタイトル)などもう必要なくなっているかもしれません。 だから、本書は実によい本であるにもかかわらず、現在バランスを崩している人には向かない(というかおもしろくない)でしょう。少し落ちついている状態で読むならば、平穏な日々を続けるために、助けになってくれます。 本書はフォーカシングを実践する個人、また教授するセラピスト向けにその方法を指南した本である。 ガッ、フォーカシングは確かに感情をつぶさに観察し、 フェルトセンスとの対話法としていくらかの有効性があることは認めますが あまりにも多くの時間を必要とするため、 これで精神疾患に対処するのは現実的に考えて、時間の損失が大きすぎると思う フォーカシングそのものの効果も人によっては認められない場合も多く、また それほど劇的な効果もないわけで・・・ 一度に20分以上を要し、継続的な実践で少々の効果しかえられないのでは、 他の心理療法の詮索をした方が賢明ではないでしょうか ジェンドリンの「フォーカシング」が出版されてからおよそ四半世紀。本書は彼の弟子にあたるアン・W・コーネルによって分かりやすくフォーカシングを紹介しています。単なる入門書ではなく学習するうえにおいて自分を再検証するにたる内容になっています。 心理・カウンセリング関係の翻訳本には、日本人の感性に合わないものが往々にしてありますが、この本に限ってはアメリカ人、日本人関係なくすんなりと理解できます。 とてもやさしく、わかりやすく書かれているので、あまり心理学の知識が なくても、実践できると思います。頭痛や体のいたみがあるとき、書いてある ように、「こんにちは」と声をかけて肯定することでいたみがなくなるのを 何回も体験しました。自分の問題に答えを出せるようになるには、何回も 練習する事が必要だと思いますが、一度フォーカシングの結果がその通り 私がフォーカシングという言葉を初めて知ったのは、6年前。その時その場にいた先生は、「体で感じたことに、今のあなたの問題を聞いてみて下さい」「感じたらそれを言葉にして下さい」「前に進めるようなら進んで下さい」というような表現で、私たちにフォーカシングを体験させようとしました。先生が何を言っているのか、「感じたことに問題を聞く」とはどういう意味なのか、さっぱり分からず戸惑うばかりでした。更にショックだったのは、その場にいた生徒の中で、意味すら理解できないのは私1人だったのです。「ダメだこりゃ。」それが私の感想でした。けれど、心のどこかに興味が残っていたのも事実で、出来るようになればステキだろうなとも思っていたのです。この本に出会い、あの頃抱いた私の疑問が、一つ一つ解消されていきました。お母さんが、子どもの手をとるように順番に優しく穏やかに書かれてあり、ゆっくりと読み進めることが出来ます。うんうんと頷きながら、笑顔で本を読んだのは久しぶりです。この本を読んでも、フォーカシングは出来るようにならない気もします。やはり独自に訓練するのは難しいと思うから。けれど、読むだけでも随分と世界が開けます。 やさしいフォーカシング―自分でできるこころの処方を楽天で検索 |