あの戦争から遠く離れて―私につながる歴史をたどる旅 |
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読み進めるごとに胸が熱くなりました. 著者と同世代の私たちは、父、母、家族の人生についてどれだけ知っているでしょうか. 著者は長い年月をかけて、父親が体験してきた未曾有の人生を丁寧に掘り起こし、 文章に表してきたということが、この本を読んでひしひしと伝わりました、 著者が私たちと同世代ということで、尊敬の意味を込めてこの本をお薦めします. 著者の父上が、山崎豊子原作「大地の子」ドラマ化ビデオを 何度も繰り返して見ておられ、実際はもっと悲惨だったと 語られる姿に衝撃を受けました。 そして帰国後、実の両親が残留孤児であった著者の父上に 対して、自然な愛情を注ぐことが難しい現実を知り、 戦争のむごさを思いました。 日本と中国にはこんなにも悲しい歴史があった事を 他人事のように思っていた自分がいた。 本はみんなのレビューが物語っているように、自分の歴史観 ルーツ、政治的なもの、色んなものを考えさせてくれた。 中国残留孤児の人々のご苦労が本当に 涙なしでは読めませんでした。 大地の子ももう一度読み比べてみようと思いました。 知り合いには是非読んでと勧める1冊になりました。 2007年最後に読んだ本書がベストとなった。心地よい感動に胸が震え、涙があふれるのをとどめることができない。 残留孤児の父親が、日中国交前、文革真っ只中を28歳で奇跡の帰国を果たすまでが第一部。普通の日本人として育った筆者が、惹かれるように中国に留学し、父親の故郷で手厚い歓待を受けるルーツ探求の自分自身の物語が第二部。中国への家族の往還、中国残留孤児への支援活動や軍人恩給問題という現代をからませながら、自らもシベリアに抑留された祖父の軍人としての前半生を追ったのが第三部。 「ワイルドスワン」と同じように3代にわたる物語だが、これは完全なノンフィクションである。筆者によりひとつひとつ紐解かれ、自身が体験していく真実は、フィクションを超えてこれほど感動を与えるものなのか。しかも、筆者の気負いもない曇りのない純真な眼は、淡々とした筆致にもかかわらず、何の躊躇もなく鮮やかな事実を描き出す。 父親に刷り込まれた中国の寒村の貧しさ故のさもしさや、世代各々にその時代に刷り込まれた「日本鬼子」への差別と偏見、年を追う毎に変化していく中国の景観や人々の風情など本当に素直に描かれている。おそらく「不都合な真実」ゆえにあまり語られてこなかった満州国軍とそこに属した日本人という実態も本書で初めて知った。「外国の軍」に属した日本人への軍人恩給の支給を当初拒んだ国の建前と、「国のために尽くしたのに」という本人たちの意識との溝は、「あの戦争」の深部に埋没していたのだ。 「あの戦争」とその後の日本と中国について知りたいと思うときに、何ら政治的、思想的、人種的なバイアスのない本書は本当に奇跡のようだ。 たまたまNHKの週間ブックレビューという番組で取り上げられたのを見て、購入し読みました。期待以上のすばらしい内容に圧倒されました。第一部では、語られる事実の凄さに圧倒され、著者の父親の生き様に息を呑みました。第二部、娘である著者が父のルーツを紐解いていく、一部で読んだ事実に着実に近づいていく若い著者の足取りにまた新たに感動しました。最近読んだ本の中で一番心に残った本です。事実の重みと著者の筆力に感嘆しました。是非多くの人に読んでもらいたい1冊です。 あの戦争から遠く離れて―私につながる歴史をたどる旅を楽天で検索 |