環境保護運動はどこが間違っているのか? (宝島社新書 237) |
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日本でボランティアとか市民運動とか言うと、“滅私奉公”と結びついてしまって採算性という概念が欠落してしまいがちである。善意・善行というのはそれだけで権威になりうるわけだから、明確な基準をもって外部からの監視にさらされるべきなのである。 そうした問題を、本書は環境問題において鋭く指摘している。そして、リサイクルは自然の循環にそって行われるべきであること、経済原則にもとづいて採算性を考慮して行うべきであること、政治的仕組みを利用してコスト意識を社会で共有していくことを主張している。なかでも資源を使用前に分別するという発想は新鮮で、これからの環境運動においてひとつの鍵になりうると思った。 ただ構成には少々不満が残る。本書はインタビュー形式で進められているが、質問の内容がはっきり言ってバカすぎるし、多分に誘導的であった。こんなまだるっこしいことをしなくても、論文形式ですっきりまとめたほうが良かったのではないだろうか。 あと9章の章末で、フロンガスの使用禁止にともなって毎年200件ほどの爆発・火災事故が起きていると書かれていたが、具体的にどういうことなのか非常に気になる。いずれきちっとした形で発表していただくことを望む。 環境保護運動はどこが間違っているのか? (宝島社新書 237)を楽天で検索 |