「安全」のためのリスク学入門 |
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京大医学部長も務めた放射線医学者である著者が,リスクとは何かをやさしく解説する. リスクとは危険のことと誤認している場合が多いが,実際には,どうしてもゼロにならないものをゼロにしていくための方策のなかで考え出された概念である.また,安心と安全が混同されて世間では使われていることを著者は指摘している.安心が芽生えたら,そこには慢心が伴い,安全からは離れていくということである.安心と安全の混同は,行政でも行われており,このことはリスクの低減という観点からは問題であると著者は訴えてる. 最近は,いろいろな問題が以前に比べて新聞紙上を埋めているように思うが,実際にはそれほど危険な社会にはなっていないかもしれない.正しいデータで正しく判断する.そのことも大切である.例えば,お年よりの交通事故が多いから,高齢者の運転は気をつけようとあるが,事故率からすると必ずしも多くないという.データに騙されない眼力も必要である. 「安全」のためのリスク学入門を楽天で検索 |