コーポレート ファイナンス(第8版) 上 |
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この本を評すには一言でいい。 『コーポレートファイナンスの教科書』 米MBAでも教科書として使われているらしく、 定評を得ている一冊だと言える。 本書は基本であるNPV、債券価格、リスクから丁寧に解説し、 企業の資金調達政策で締めくくられている。 ファイナンス専門外の私だが、 基本から解説があり、公式を実証する例題も多いため、 非常に分かりやすく感じた。 例題やケーススタディもあり、例題には解答も付いている。 数学の難易度としては、専門的な知識を持っている必要はなく、 数学アレルギー以外の人であればついてこれる内容。 また本の手触りや紙質もよく、勉強意欲が湧く。 ただ翻訳本ということで直訳している箇所が多く、 英語独自の表現やジョークを気にする人もいるかもしれない。 これで星1つ減点。 コーポレートファイナンスでは、よく "コーポレートファイナンスの原理"(金融財政事情研究会出版) と比較されているが(値段も同じため)、 本書の方が下巻と合わせると網羅している範囲も広く、 体系的な知識が身に付くように思える。 ファイナンスは専門外の私ですが、 あいまいな知識のまま使っているNPVなどの活用法を一から勉強するため購入。 通勤時間を活用して1ヶ月くらいかかって読みました。 専門外の私でも取っ付きやすいという点ではさすがに定評のある教科書です。 翻訳の問題もありますが、慣れれればさほど気になりません。 数式の説明にも飛躍がなく、文系で数式アレルギーの私でもなんとかついていきました。 現在、MBAや学部上級生の間で使われているテキストのうち、最も評判の良いものの一つの翻訳です。英語に自信が無い人にとっては良いかもしれませんが、文脈から当然に特定の単語が割り当てられるべきところ、別の訳になっていたりして、日本語としてはどうなんでしょうかと思う点が多々あります。ファイナンスの専門家が訳してるのかと疑問で、恐らく経済工学系の方がやっつけで訳されてるんではないでしょうか。日本語の統一感もないですし。これは第6版の訳から散々批判されていたんですけどね。というわけで、日本語で勉強するならもう一冊の著名テキストである、ROSS等のコーポレートファイナンスの原理をお奨めです。こっちも同じようなタイミングで新版の訳が出版されておりますし、本当に原文の意味に忠実で、やっぱり学術書の翻訳はかくあるべきといったしろものです。それに比べると、こちらの方は、原著が遊び心もある優雅な英語であるだけに、うーんといった感じ。MBAホルダーの方はこの本の原著を読まれている方が多く、私の知り合いもやはり結構読まれてるのですが、皆さん日本語版はいろんな意味でひどいと嘆かれておられました(特定の場所が削除されていたりする点も含めてです)。まあ、版権の問題で日本語の訳は一つしか出ないことを前提にすると、それなりに本書にも意味はあると思うので、甘めに星三つという評価にしました。 2006年12月16日現在、まだ原著しか読んだことありませんが、 コーポレートファイナンスの分野では最高の教科書です。 これ以上の書物は存在しないとしか言いようがありません。 原著と翻訳本、両方持つことを是非お勧めします。 コーポレート ファイナンス(第8版) 上を楽天で検索 |