シネマ坊主3 |
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映画評論として、本書はちっとも鋭いとは思わないが、嫌いではない。 同様に「大日本人」も、ちっともいい映画だとは思わないが、嫌いではない。 これで十分である。 期待しすぎると落胆するが、今後も映画には関わっていってほしいとは思う。 松本人志オリジナルの評論ですから、これがすべて読んだ人に納得される訳がない。これは世間の評価を書いたモノではないし、作品を紹介しているわけでもない。あくまでも著者独自の感性での評価。だから、評価が甘口だの辛口だので避難するのは間違い。 世間での酷評や多数派の意見というだけの意見に正確な判断があるはずがない、世間の大多数は芸術作品に対する知識経験技術のほとんどが制作者側より劣っている事は明らか。 それゆえ、これを理由に自作品の評価が甘いなど見当違いも甚だしい。 否定的な評価に的を得ていないモノが多いので記載した次第。 この一連のシリーズを高く評価している人って、口を揃えて「これは松本人志の考えや感性などを楽しむ本」とか、「松本人志と言う芸人を知る本」だの、あげくの果てには「松本氏のエッセイとして読むべき」とか、、、、、ハァ?何だそりゃ。何なの、その擁護のしかたは。 これは映画評論集でしょ?まあ、映画感想文って言ってもいいけどさ。松本氏に興味が無くても、映画を好きな人は批評の俎上に乗っかっている作品のラインナップを見ると、ついつい読みたくなっちゃうわけよ。そこが腹立つわけだけれども。 まあ、さすがに3冊目ともなると内容のひどさが世間にばれちゃったのか、そんなに売れてないみたいでホッとするけどね。 ただ今作においては意外なことに、前2作と比べると、結構冷静に落ち着いた意見を述べていたりする。「映画」という文化に対する劣等感や対抗心(敵対心?)は若干なりをひそめ、語り口がマイルドになっている。おそらく自分自身が実際に映画制作に足を踏み入れたことも影響しているのだろう。 シネマ坊主の何がうんざりするかって、彼の本業である「お笑い」に対する批評や評論家を嫌悪する彼自身が、「映画」というフィールドで彼が嫌悪する輩と同じことを平気でやっているという愚かしさ。こと映画に関しては彼はあまりにも無知だし、そのくせ分かったようなことを恥ずかしげも無くぬけぬけと言う。「俺の笑いが分からん奴は〜」の「笑い」の部分を「映画」に置き換えて、映画監督に叩き返されても文句言えないでしょ。 極めつけは自ら監督した「大日本人」評。10点満点中9点!!9点?きゅーてん、、、。 まあ、彼らしいといえば彼らしいよね。 公平ではなかったですね。1も2も読み、2のあとがきで自分の映画も キッチリ批評すると言っていたのに…。自分の「大日本人」をベタ褒めで 正直初めてまっちゃんにドン引きました(--; 自分ももちろん観て面白くないと思ったし、世間もかなり酷評した作品なのに 結局、公平な目を彼は持っておらず、まるで我が子だけの肩を持つ世間知らずの バカ親に通じるものを感じました。はっきり言ってチンピラの卑怯さすら感じます。 芸能界で忙しいだろうし、周りは酷評など一切しないお笑いの後輩に囲まれているせいで 一般人の評価をまるで知らないのでしょうか? TVでは好きなはずのまっちゃんですが、これは無い。 まず、松ちゃんが書いた本という事を念頭に置かなければいけない。 たしかに彼は博識ではないかもしれない。 だけど、これは松本人志の視点で映画観賞して評価したモノだから映画としての別の見方と捉えた方がいいだろう。 それに全ての映画に同調出来る様な人物ではない事は彼の普段のアナーキーぶりをみていれば判る筈。 当たり障りのない評論を彼に求めるのは無理(笑) 私自身も千と千尋の神隠しについては全てとは言わないが一理あるかなと感じた。 結局、自分の好きな映画をけなされた人達がアンチな意見を言っているんだろう。 星四つなのは彼が自身の映画を自分で評価した事、更に高評価だった事から引かせてもらった。 シネマ坊主3を楽天で検索 |