水戦争―水資源争奪の最終戦争が始まった (角川SSC新書 19) |
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著者の本業が調査業務なので、多くのデータを元にした客観的な内容になっているのですが、水の話をしているのか環境問題なのか、食糧問題なのかよく判らない内容になってます。 結局、水に関する内容は全体の半分以下なのと、発表されたデータを元にした(過去の)内容が多いため、水に興味を持って他の本も読んだことがある人にはちょっとつまらないと思います。 しょせん新書ということで、水資源問題についてあれもこれも(グローバルな意味での)が満載されているので、深みは無い。 しかしながら、入門編ということでは十分であろう。 この本を踏み台にして、いろいろと知見を広めればいいのではないか? 最近話題の「水」のタイトルに釣られて読んでみた。書いてあることは確かにホントなんだが、あまり新しい情報は無し。私が「水」の中身に期待し過ぎたのかもしれないが、結局筆者は水について何を言いたかったのか?物足りなかった。失礼ながら、出版社はこんなギャップのある本を刊行することについて、どう考えているのだろうか? 本書は、「安心してはいけない。日本も世界的水不足の影響を受けつつあるんですよ」と教えてくれる警告書だ。 「水資源」とも呼ばれるように、水は重要な資源のひとつで、地球規模で見ると偏った存在だ。でも、「豊葦原瑞穂の国」とよばれる日本は、水に恵まれた国。そんなの関係ない、と思っていた。 しかし、日本が実は水資源の輸入国! と言われると驚きが走る。 キーワードは「バーチャルウォーター」だ。 この耳慣れない言葉は、実は1990年代前半から使われている言葉で、農産物を作るのに大量の水を使うのだから、農産物の輸入・輸出を「水」の貿易関係として捉える考え方を指している。 国連が算定した「バーチャルウォーター」の表によると、小麦1キロを生産するのに1,150リットルの水が必要で、コメは2,656リットルである。大量の水を使って育てた牧草や穀類を与えて作る牛肉は15,977リットルと1桁多い。 食料輸入の多い日本で、このバーチャルウォーター総輸入量を算定してみると、650億立方メートル。(2000年の貿易量で算出)国内の年間の灌漑用水の使用量が570億立方メートルというから、バーチャルウォーターの輸入の方が国内で食料生産に使われる水より多い計算になる。水資源で見ても、日本は自給率5割を切っているのだ。 大量の水資源消費国として日本は今後どうすべきか、という処方箋も用意されているが、残念ながら、長期的で地味な対策が多い。 ともあれ、「日本は水不足なんだ〜」と認識を新たにさせてくれるだけでも価値ある一書である。 まあ言ってることは正しいし、水についての理解を深めるには良い本なのだが。 終盤、日本の水政策についての提言は“?” 日本が水を垂れ流しにしているのは現状、使わないからであって、ダムでせき止めたって ヴァーチャルウォーターの輸入量は変わらないはず。 要するに、重要なのは農業政策なのでは? 水戦争―水資源争奪の最終戦争が始まった (角川SSC新書 19)を楽天で検索 |