日本壊死―新しき人目覚めよ |
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政治・経済の裏を読み解く解説書。 もともと副島氏の著作はこの手のものが多く、今までの彼の本と内容がかぶっている箇所も散見される。ただしそれは復習と割り切って呼んでしまえる範囲。 この本は彼の説に、経営指導のカリスマこと船井幸雄氏が太鼓判を押している点が心強い。 国際政治、経済をここまでわかりやすく、しかも際どく書いている本はない。 絶対にお勧め。 日本は、世界最大の債権国です。 世界の富の約70%が日本に集中しています。 日本政府は、海外から一切借金をしていません。日本国民から借入をしています。 つまり、日本国民は、貸主であり、借主でもあります。 という事は、日本政府の借金は「実質、0円」です。 しかも、実際の日本政府の借金は、300兆円(政府保有資産含む)に過ぎず、 超優良国家です。 日本は、毎年、投資により膨大な収益を上げています。勿論、貿易でも。 破綻はあり得ません。 副島氏と船井氏は経営の素人に過ぎません。 本著は、ここまで断言してしまっていいのかと思ってしまうほど 日米関係、ユダヤ社会の陰謀などについて、副島氏の主張が書かれています。 日本のアメリカ支配(ユダヤ社会の陰謀)がいかに日本の経済・政治の中枢にまで及んでいるのかという話は、驚嘆する事実の連続でした。 たしかに、そう考えれば、今の日本の立場は、とても理解しやすく、読者としても刺激的でした。 しかし、一歩ひいた立場で本書を読んだ場合、もっと論拠を挙げて、自らの論を補強してほしかったという思いがありました。 この点が少し残念でした。聞き役にまわっている船井氏にとっても、眉唾だった話が、いくつかあるようですし。 調子に乗って、この本に書いてあることが、全てであるかのように、周囲に喧伝するのは危険かもしれません。 全体としては、脱アメリカ依存のために、具体的なビジョンを呈示している数少ない好い著作だと思いますので、一読の価値はあります。 但し、全てを鵜呑みにするのではなく、この本を端緒に、いろいろと自分で考えていくことが必要でしょう。 本書の内容の半分は、「経営の神様」といわれる船井幸雄氏をして、これまで書くのをためらっていたといわせる内容です。それだけに一見すると常識とはかけ離れたトンデモ説が並んでいます。しかし、先を見通す眼力に関しては船井氏の右に出る人はまずいないでしょう。自分の頭で考えて読め進めていけば、本書が至極、まっとうな指摘をしていると分かるはずです。 いくつか所感を述べます。 ・「戦争も政治の一種なのだという考えが、いまでは当たり前の発想になりつつありますが、戦争は経済活動でもある(P.181)」・・・その通りだと思います。経済活動であるからこそ、戦争はなくなりません。 ・「日本にも、勤勉の精神が日本を豊かにしたという山本七平氏や、私の先生の小室直樹説がある。しかし、もう信じられない。勤勉と才覚で金持ちになったのは初代の創業者までの話で、二代目、三代目の資産家にはそんなものはありません。やはり、近代資本主義をつくったのはユダヤ商人たちだったのだと、私は断言します(P.183)」・・・これは「近代資本主義をつくったのはプロテスタンティズム」という前提に対する反論。ただし、やや分かりにくい。そのことだけを指している文章なのか不明です。 ・「彼(副島氏)と話していると、60%くらいは同じように考えていることが分かります。30%くらいは新鮮なこと、しかも肯定できることが教えられます。10%くらいは「本当かな?」と思うことですが、それらは調べていくと肯定したくなることばかりです。私(船井氏)にとってこのような人は、日本人でいま活躍中の男性では神田昌典さん、本田健さん、森田健さん、五日市剛さん、坂本政道さん、北原照久さんなど何人かいますが、彼らとともに私を元気づけてくれ教えてくれるのが副島さんです(P.236)」・・・個人的に今後、勉強していこうと思います。 自分に正直で、直球勝負の副島先生を船井先生が名捕手の如く上手く リードして副島先生の言いたいことを引き出しています。 内容的には、副島先生の一連の国際金融ユダヤ論・日本属国論の流れの 情報を、船井先生の豊富な情報網から集まる情報で吟味しながら話が リードされていきます。 僕が印象に残ったのは、 船井先生曰く 「世界は支配者のシナリオと神のシナリオで動く。」と、 「政治も経済も社会も全て人間関係が作り出す。」の2点です。 この国に住む日本人が一人でも多く真実(表面で流れてくる情報の裏側)を 知っていれば、おかしな情報に惑わされる事も少なくなり、世の中が良い 方向に動いていくのではと思います。 備えあれば憂いなしといいます し、その意味で参考情報として読んでおいて損は無いと思います。 日本壊死―新しき人目覚めよを楽天で検索 |