願い叶えたまえ (3) |
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BLだからハッピーエンドになるんだろうな、なって欲しいな、頼むなってくれ、という私の「願い叶えたまえ」はどうやら叶ったようで良かったです。ほっ。 しかし、推測でしかありませんが、作者は本当はバッドエンドにしたかったのではないだろうか・・・と思いました。 たとえば深見が死んで終わりとか、空港で姿を消したところで終わりとか。 そこに絹川の思い描いた二人の幸福な、実現しなかった未来図がスナップショットのように数枚挿入されるとか・・・。 ハッピーエンドで胸をなでおろしたはずなのに、二人の幸せな後日談を描いてくれないかと切望しているはずなのに、どうしてこんな悲しい妄想をするのか自分! でもバッドエンドで世界のキタノで映画化とか、絶対ないと思うけど、あったら凄く見てみたい。 とにかく実際はハッピーエンドです。 最後の土壇場で、深見は「着メロ=幸福=絹川の実家のケーキ店」という図式に突き動かされた。 記憶の一部だか全部だかがよみがえり、ケーキ店の場所を思い出したということは、己の凶暴性に屈せず絹川との愛を選んだということですね。私はそう取りました。 よかったね、絹川。深見を救いたい一念で奔走する絹川に泣けました。 二人の関係に執着愛の有島社長と部下の工藤が対照的な形で絡みます。この脇の二人もすごい存在感です。 「あんたは俺の父親・・・?」という深見の無垢な問いにエロ社長完敗。 このセリフを持ってきた作者に、私も完敗しました。 西田さんの作品は今まで絵がちょっと...と思い遠慮していたのですが、思い切って読んでみて良かった!深見さんのボケぶりに爆笑しつつ最後は号泣してしまいました。是非是非続きが読みたい!という気持ちになる作品でした。ただ深見さんと女の人とのからみが多くBL好きの私は...という気持ちになりました。 展開に常にワクワクハラハラ、どういう落ち着き方をするのか楽しみでした。 読後はもうとにかく皆様お疲れ様、と。 後日談読みたいなあ!もう1回最初から通して読み直し、 絹川さんと深見さんはお互いのなかに何を見出していたのかについて考えたいです。 よくいえば素朴、味わいがある、わるくいえば下手?という画面で淡々とギャグと切ない人間関係を語ってます。1、2巻の伏線も笑いにつながってたり(佐野の見舞いね)そこがまた作者の優しさを感じます。ラストの工藤さんの叫ぶシーンは映像化してほしいくらいドラマチックでした。ヤクザものとしては良質作品。工藤ファンは涙無しには読めません。 やっぱり西田さん好きですね〜。独特な描き方がなんとも癖になります♪最後の最後までどうなるのか目が離せませんでした。こうなるの?それともこうなるの?と何度も頭の中では模索してました(笑)。きっとまだまだ・・ひょっとしたらもうずっと後遺症は出るのかも・・??でも二人でラブラブで暮らせたららなぁ・・・と願ってしまいます。昔の深見に戻らなければいいなぁ。そして気持ちのいい、幸せなセックスをしてほしいなぁ。そしてそして大っっ嫌いだった有島社長が結構好きになってました。彼らのその後も見てみたいですが次回作も心待ちにしてます。 願い叶えたまえ (3)を楽天で検索 |