「知を育てる」ということ

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売れ筋ランキング「知を育てる」ということ  
「知を育てる」ということ

「知を育てる」ということ


価格:¥ 1,200(税込)
プレジデント社  (2006-03-16)
/藤原 智美/
単行本 240ページ
売れ筋ランキング:319106
たたかうマイホーム―住まいの現在、家族の未来
なぜ、その子供は腕のない絵を描いたか
脳の力こぶ―科学と文学による新「学問のすゝめ」

 日経新聞かなんかで、紹介されていたため、購入した本。
 様々な現場で行われている教育方法(メソッド)を紹介している。

 例えば、小学1年生から国語辞典を引くことを奨励している学校、そろばんを取り入れている学校、バイリンガル教育を行っている学校、100マス計算も紹介されている。
 当然のことながら、紹介されている学校は、それぞれ(筆者が)すばらしいと思われる教育を行っている。

 で、本を読んでいる途中で思ったのは、「・・・で、私たち(親)はどうすればいいの?」という事。
 やろうと思えば、家庭でできることもあろうが、基本的には集団教育の方法の紹介であり、参考に出来るようなことは少ない。

 私の子どもは、何の特徴も無いごく普通の公立小学校に通っているが、毎日楽しそうに学校に通っており、私自身は何も不満は無い。
 しかし人によっては、この本を読んで、「自分の子どもが通っている学校では、何もしてくれない」なんて、不満に(不安に)思うかもしれない。

 「こんなすばらしい教育をしている学校がありますよ。」と言われても、そこに住んでいない人たちにとっては、単なる自慢話にしかならない。人の自慢話を読んでも、いやな気分になるだけである。
 
 というわけで、あまり読む必要のない本と思う。(私も途中で読むのを止めました。)
 
 ありがちな教育事情のレポートと、的外れな現状評価となっています。当たり前のことですが、芥川賞作家が書いたからといって、内容がよくなるわけではないことを改めて認識させられます。

 内容を簡単に言ってしまうと、よくある不安あおり系となっています。些細な出来事を、さも深刻な問題であるかのように取り上げる、マスコミ調の内容です。
 
 特にひどいのは第3章。今の子どもは外で遊んでないとかステレオタイプな議論が大真面目に展開されていて、ビックリです。

 ただ、成功事例も書かれていて、それらをまだご存知でない(業界ではあまりに有名)保護者の方々には、一読の価値はあるのかもしれません。ただ、本書に書かれているような具体的な事例を知りたいなら、「授業の復権」のほうがまだおすすめです。

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