容疑者ケインズ―不況、バブル、格差。すべてはこの男のアタマの中にある。 (ピンポイント選書)

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価格:¥ 1,200(税込)
プレジデント社  (2008-08)
/小島 寛之/
単行本 143ページ
売れ筋ランキング:24238
麦酒アンタッチャブル (ノン・ノベル 853) (ノン・ノベル 853)
経済学とは何か
世界を読みとく数学入門 日常に隠された「数」をめぐる冒険 (角川ソフィア文庫 K 107-1)
東大生が書いたやさしい経済の教科書
ミクロ経済学入門 日経文庫―経済学入門シリーズ

 ケインズの理論の中に、今日起こっている経済問題を解く発想の根源を見出そうとした著作である。3章からなる構成で、第1章では『一般理論』を基に、ケインズが論じた経済メカニズムをおさらいする。第2章では今日の経済でたびたび起こるバブルとはどのようなものかが解明される。投資家でもあったケインズの見方に加え、ナイトの不確実性理論や経済物理学も紹介している。第3章では金融バブルの生成と崩壊におおいに関係する、人間の選好と意思決定メカニズムを論じている。
 末尾で述べているが、著者はケインズの流動性に関する議論を近年の意思決定理論を踏まえて解き明かし、精緻な貨幣論として構築する研究に取り組んでいるという。本書はそうした問題意識をそのゴールとして、ケインズ理論のエッセンスを一般人にもわかりやすく示している。経済学が現実の経済社会をうまく説明できない今日、再びケインズを振り返る試みは非常に興味深い。また、人間の投資行動に関する議論は、折しも世界に想定以上の打撃をもたらしたサブプライム危機のナゾに迫る取り組みと言えるだろう。本文は135ページと少ないが、焦点をしぼった構成と読者を引き付ける文章で問題をクリアに理解させてくれる。

・ほぼ全文を読みましたが時間の無駄でした! 「それでも」という方には無理には止めませんが、読まれた方には感想を伺いたい。私には得られるものはほとんど無かった。
・著者は「ケインズの論理にはひどい錯綜と破綻が見られるが、説明が芳しくない、というか、完成度が低い、とは思うのだけど、全面的に間違ってるか、というと、そうも思わないんだよね。いい線いってる感触がある。」「「公共事業の景気浮上効果はない」とも断言できない。」と言っていますがナンセンスの局地だと思います。
・日本の失われた20年弱の結果から因果を理解することすらできなのでしょうか? 今、自民・民主党共に進めようとしている積極的財政出動=現金のバラマキは以下のようなステップで、国力を落とすだけの施策です。 バラマキ→国債増発→金利上昇→円高→輸出産業中心に利益毀損 
◆つまり、これは税金を、競争力ある輸出企業から 本来とっくに退場すべきゾンビ企業への所得移転でしかなく、後に残るのは天文学的財政赤字だけではないか。そういう、明らかな失敗を再度やろうとしている。(本書はそれを助長している。)
・2008/10/9現在、パニック的な金融の信用収縮が発生しているのでそれを止める為に公的資金を銀行に投入するのは反対しませんが、高速道路や箱物を造ることには大反対という立場です。
・ということで、なぜこの時期に、ケインズに焦点を当てて本を書いたのか? 著者は経済学者を自称するならば専門家としての責任感がなさ過ぎると思います
・ツッコミどころ満載ですが一つだけ反論します。効用というのは人それぞれ違います。リンゴとみかんの足し算は?のレベルで効用の最大化など机上の空論だと思いますがいかがでしょうか。
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