ももいろのきりん (福音館創作童話シリーズ) |
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「え〜。これで終わりなのぉ〜。ずるくない?」とひっくり返って、本を投げ出す息子。主人公はるるこちゃん(女の子)だし、挿絵はピンクが多いし、読み始めは、微妙に気乗りがしなったはずなのに、この落胆振りはえらい変わりようです。 るるこちゃんがお母さんにもらった桃色の紙を切り貼りしてこしらえたきりんのキリカ。のりを乾かすために外へ出る時、るるこちゃんにつかまって歩くのをはずかしがるキリカの様子やら、雨にぬれてしなしなになったキリカをみて大泣きするるこちゃんの有様等々、グフ、グフ、とそこここで笑っているうちに、すっかりこの一人と一匹の珍騒動と夢のような冒険のとりこになってしまいました。 知らず知らずのうちに、主人公と同じキモチで、泣いたり笑ったり、ため息をついたり。そんな風に、本を読むたのしみに没頭している子供。子供のそんな横顔を見られて、なんだかわたしもうれしく、ほんとに続きがなくて残念! 母によんでもらっていました。 もうボロボロでしたが、大好きな一冊です。 女の子に、ちょっと腹を立てた事を覚えています。 そして切り絵をしましたね、当時。 良い絵本というのが、こうやって今でも手に入ることは大変素晴らしいことと思います。 この絵本の絵柄は特徴的で、くっきりすっきりしていながら、バチバチッとした原色でもなく、デザインとしても綺麗です。 今思うと、その色合いで物語を語っていたのだと感じられ、実際当時私には、ももいろのキリンがとても綺麗で、その分、色落ちシーンが衝撃でした(笑) 何の動物かは忘れましたが、レモン色の動物がとても鮮やかだった事が印象に残っています。 今もこの本が苦労せず手に入ることを喜ばしく思います。 絵本を卒業してそろそろ児童書に移行する頃に丁度良い本ではないかと思います。 私も幼稚園の年長組の時に初めてこの本を読んだのですが、この本こそが私のその後の人生に大きな影響を与えた最初の本でした。 初めて周りの音が聞こえなくなるほど読書に集中し、読み終わった後も子供心に相当感動して胸がいっぱいになったことを覚えています。 その後私は、おもちゃよりも本を買って欲しい、本屋さんに行きたいとねだる子供になりました。 今まで何冊も自分にとって大切な本と出会いましたが、この「ももいろのきりん」と出会わなければ、もしかしたらそれらの本を読むこともなかったかもしれません。 「ももいろのきりん」は、私に本を読む喜びを教えてくれた最初の一冊です。 そして今もこの本と出会えたことをとても幸運に思います。 この本がこれからもずっとずっと読み継がれていって欲しいと思います。 自分が小さい頃、宝物にするほど大好きな本でした。息子にもぜひ読み聞かせてあげたいと購入。 長い話なのですが、もっともっと聞きたいとせがまれ、ついに一晩で最後まで読まされてしまいました。 すてきな出だしで始まり(大きなももいろの紙)、真ん中のクレヨンの木の絵も迫力だし(あんな木が欲しい!)、ラストまで面白く(ああいう紙が欲しい…)、とても幸せな読後感につつまれるお話です。 なんて素敵な題名だろう。「ももいろのきりん」それだけで、手に取ってしまいたくなる。娘は主人公の名前、「るるこ」とキリンの「キリカ」にとても反応した。色彩も音の響きも、子どもをひきつけてやまない魅力があふれている。 子ども時代の秘密の友達、心の中の友達、想像力にあふれていたあの頃のエネルギーを、るることキリカと一緒に思い出せる大人は幸せ。(私は、娘を通じてそのエネルギーを分けてもらっている)いつまでも忘れたくない世界が広がるから。 そして、たくさんのクレヨンや動物に囲まれていても、「おなかがすいた。お母さんのところに帰りたい」と、うおーっと泣くももこの迫力にたじたじとなってしまう。このストレートさが、キリカを生み出したんだなあ。 ぜひぜひ親子で味わって下さい。古さを感じさせないすてきな本です。読み聞かせもOKです。 ももいろのきりん (福音館創作童話シリーズ)を楽天で検索 |