シルバー・レイクの岸辺で―インガルス一家の物語〈4〉 (福音館文庫) |
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荒らくれた流浪人や保安官は登場しないけれど、アメリカの西部開拓らしい雰囲気が高まる。プラム・クリークから西へ移動し落ち着くデ・スメット(現サウス・ダコタ州東部の街)は、農業開拓の最前線というだけでなく鉄道敷設の最前線に近い。鉄道工事の現場を経験し、越冬用に借りた測量技師の家は即興ホテルにもなる。父さんは、払い下げ農地の場所を確保し開拓の足場を固める。春になると、開拓民のラッシュが始まる。開拓小屋ができる。その近くにたまたま赤ん坊のグレイスが見つけたスミレ咲く窪地は、スミレの香りが漂う素晴らしい場所、続巻でもしばしば登場することとなる。 「大きな森」、プラム・クリーク、シルバー・レイクはほぼ同緯度なので、気候、自然などはとても類似している。ローラは12歳。フロンティア精神の息吹に触れ社会への眼が急速に拡がってゆく。娘時代のローラの物語は、ここシルバー・レイクを舞台に次巻以降に続いてゆくこととなる。 プラム川の農地で失敗し、借金を抱えた父さん。 忙しい母さん。失明したメアリー。幼い妹。 「私にできることはなんだろう」 この巻のローラは、常に自分に問うている気がしてなりません。 100年前のローラは、逃げずに考え、現代の子供達に教えてくれます。 他の巻同様、楽しいクリスマスの風景は健在です。 辛い時代だからこそ、小さな幸せが嬉しい。 シルバー・レイクの岸辺で―インガルス一家の物語〈4〉 (福音館文庫)を楽天で検索 |