地球温暖化論への挑戦 |
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論理的な本である。極めて論理的である。 著者の指摘する項目1つ1つがそれだけで地球温暖化驚異論を粉砕するのに十分な威力をもっている。 ・そもそも気候は予測可能なのか? ・数多くの前提条件を人間が入力してはじめて動くコンピューターによる予測は信頼できるのか? ・30年ほど前に多くの人が心配していた氷河期接近説はどこへ行ったのか? ・当時は異常気象の原因を寒冷化に求めていたのに、今度は温暖化で説明できるというのか? ・地球の気温の推移を見ると、1910年から1945年までで0.5℃上昇し、その後は30年以上停滞しているのに、温暖化が二酸化炭素増加のせいだと言えるのか? ・地球の7割は海で温度計など設置できないのに、どうやって地球の平均気温を割り出したのか? ・二酸化炭素の濃度が高くなればなるほど温室効果が高まるというのが原理的に嘘であること。 ・気温の変化が二酸化炭素濃度よりも太陽活動の活発さとの相関の方が高いこと。 などなど。 推測の全く入らない、理論のみによる展開であり、根拠のない断定はひとつもない。 地球温暖化論者からは一切反論がないそうだが、それが、著者の理論の正しさを証明しているに他ならない。 一方で、これだけ理論的に地球温暖化人為論を否定した本が出ても社会にはほとんどインパクトがない状況を見ると、一度、社会の定説となり、それを基にいろいろな行動が起こされるようになった後からでは定説を覆すことの難しさをつくづく感じさせられる。 また、この本では別の視点も指摘している。 つまり、地球温暖化二酸化炭素主因説が科学的根拠が全くないのにも係わらず主流の説となったのは、原発推進論者(日本政府など)や排出権取引で利益を得る者が推進した、極めて政治的な産物であったからなのではないか、ということだ。 いずれにしても、多額の税金を使っての排出権購入などの馬鹿馬鹿しい政策を阻止するためにも、すべての国民に読んでもらいたい本である。 1970年代にはやっていた地球寒冷化論との対比によって、現在の温暖化論がいかに作られているかを綿密に実証している。そこから、マスコミを通してものを考えることが当たり前になっているわれわれが、集団全体としての理性を失い、いかに信じたいことを信じるだけの存在になってしまっているかがよくわかるだろう。もっとも著者は社会学者であり、温暖化の議論に対して科学的な立場から反論の論陣をはっているわけではない。そのことについてはあらかじめ知った上で読むべきである。 おもしろい本だった。この本は、「二酸化炭素増加による温暖化」という言説を、様々な科学的知見をもとに、皮肉たっぷりに批判している。著者は社会学者であり、地球温暖化というトピックがなぜ社会に受け入れられているのか、どんな影響を与えているのか、といった分析をしたいのだろう。 著者によると、「二酸化炭素による温暖化」を強く主張し始めたのは、電力業界と関係の深い原発推進派の科学者たちである。これに、原発大国であるがゆえにヨーロッパ内で批判を浴びていたフランスが便乗した。「二酸化炭素による温暖化を防止せよ」というフレーズは、原発推進論者・国家にとっては、格好の便利なネタだったのである。そこへ原発を進めたい日本も乗っかった。さらに「温暖化による海面上昇の影響」を掲げれば、堤防の改修等多額の公共事業が可能となるがゆえに、国交省も乗っかった。その額なんと11兆円。ところで、IPCCは少数の人間に主導される政治の場であり、科学者による科学的議論の場ではない。「二酸化炭素による温暖化を防止せよ」というフレーズは、少数の人間が世界を操るための抑止と恐喝の手段だそうである。 この本が書かれたのは2002年であり、最新の科学的知見からすれば疑義のある内容も含まれているかもしれない。しかしそのことを差し引いたとしても、一見科学的根拠があるかに見える言説が、いかにして社会に潜り込み影響を与えるかという社会学の分析としては非常に洞察に富んでいる。 地球温暖化論というにはよく理解できないところが多かったんですが,この本を読んで腑に落ちました. 分厚いですが一挙に読めます. この本の著者のように素朴な疑問から,ここまで追求してゆく人は珍しいでしょうね.専門家でも無いのに.というか,専門家じゃあないからここまで出来たのか. 専門家である「地球温暖化論者」も,このくらいわかりやすい本を書いて欲しいもんですね.温暖化したらどうなるかという本じゃあなくてね. 1993年頃のデータを元にして書かれたこの本の前提は、多くが崩れている。アメリカは、オイルファミリーのブッシュ大統領も現在温暖化がおこっており、その原因は人類の化石燃料の使用のためだと認めている。EUは、2003年の大熱波で3万人の死者がで、今年も実質上冬がない天候であり、温度の上昇を何とか2度c以下に食い止めるのが至上命令で、京都議定書から遙かに踏込んだ炭酸ガス削減案を策定中である。2月2日に発表された国連の機関IPCCの第四次報告では、現在温暖化が起こっており、その原因は90%以上の確率で人類の化石燃料の使用のためだとしている。IPCCには2000名以上の第一線の気候物理学者と各国政府の代表者が加わっている。シミュレーションの信頼性は、著しく増した。過去1万年間の温度の変化をほぼ正確に再現したこと、人工衛星の地球表面温度の計測のデータ処理に誤りが見つかり昨年訂正されてシミュレーションにあうようになった。1990年代から、現在までの温度の変化の予測が実証されなどなど。この本には多くの誤りがある。炭酸ガスの赤外線吸収には、温暖化否定論の伊藤校紀氏も認めているように飽和効果はない(自然対数に比例した吸収効果がある)。炭酸ガスの増大が温度上昇にともなう海面からの蒸発によるというのも誤りで最近数年のNOAAの観測では、地球全面で平均して大気中の炭酸ガスが海に吸収されていて、理論の計算とも量的に合っているし大気中の炭酸ガスの量も説明できる。また炭素のアイソトープの計測も大気中の炭酸ガスが、化石燃料からきたことを証明している。氷河時代の、炭酸ガスの立ち上がりが温度上昇より遅れるのは、まずミランコビッチサイクルで、太陽の照射が高緯度の領域で一時的に大きくなって、氷を溶かしアイスアルベドフィードバックが進んだ後、炭酸ガスふえて、そのあとは、その温暖化効果と、氷の効果で温度の変化が定量的に説明されている。 地球温暖化論への挑戦を楽天で検索 |