小説新人賞の傾向と対策―キャラクターと舞台設定で狙う

小説新人賞の傾向と対策―キャラクターと舞台設定で狙う

売れ筋ランキング小説新人賞の傾向と対策―キャラクターと舞台設定で狙う  
小説新人賞の傾向と対策―キャラクターと舞台設定で狙う

小説新人賞の傾向と対策―キャラクターと舞台設定で狙う


価格:¥ 1,575(税込)
雷鳥社  (2008-04)
/若桜木 虔/
単行本 298ページ
売れ筋ランキング:58186
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 久しぶりにこの本を読んで、おかしいことに気付いた。
 ハウツー本なのに、これをもとに小説を書こうと思ったら、なかなか書けない。
 一度は最高評価を下したが、訂正したい。

 本書を通して作者が言いたいことを整理してみた。
・新人賞を受賞するのは才能かうんちく。才能は生まれつきなので、凡人が努力しても身に付かない。
・新人賞を受賞するには文章力より内容が大事。文章は受賞後に編集者まかせ。
 これが言いたいことだそうだ。さらに面倒だったのが、
・最初の10ページほどは登場人物の紹介
・塾生を褒めるのにページを使う
・説明するのに何度もしつこく引用をする
・塾の宣伝もかねている
 3番目の引用を除いても、3割ほどこれに使っている。引用を入れたら7割は使っている。これはハウツー本ではない。宣伝の帯にでもしたほうがいい。
 タイトルにもあるように、ここの7〜8割の内容は無料サイトでも簡単に手に入る。いや、無料サイトのほうがいいだろう。

 これから小説家になろうとしている若い方達へ。レベルの高い新人賞になると、文章力も問われる。気をつけてください。
 もし、この本を買おうとしている方達へ。無料サイトの方が質がいい。この本を買う前に、無料サイトをあらかた調べてからの方がいい。
 そして、アイデアの才能が欲しい! と思ったら「アイデアのヒント」という素晴らしい本がある。そちらを頼るといい。小説全体の才能が欲しいのなら、好きな作家さんの作品を写してみるといい。この本を読んでムダにする1分1秒より、写す1分1秒の方が大切だ。

獲得したらデビュー可能な「文学新人賞」を網羅しています。どうしたら、作家デビューできるのか、その近道が記してあります。
新人賞獲得を目指す人、新人賞の傾向を知りたい人、どうやったら作家デビューできるのか知りたい人、作家デビューしてからどうやって生き残るか知りたい人……にとっては必読の書と言えるかも。

新人賞ジャンル別の諸注意。
作品構築の考え方、チェックポイント。
傾向、対策の立て方。実際の創作方法。何からヒントを得るのか。何が大事なのか。最低限、作品を応募するときにどこを注意しなければならないのか、などなど。知りたい項目が網羅されてました。

著者は小説の通信添削講座で、何人もの新人を実際にプロデビューさせている。今回内容には、実際にプロデビューを果たしている「生徒」も参加。デビューしてからの現場がどうなのか、生の声が「生徒よりもちょっと上」の目線で「聞ける」のも最大の魅力。


さらに、興味深いのは、どうやったらデビュー後、作家として生き残ること(作品を出し続けることができる)のか。そのヒントが散りばめられている点。こういう本、なかなか、ないもんです。


座談会形式の創作ハウツー本として『漫画原作のつくり方』『新人賞を狙える小説プロット実践講座』に続く第三弾。

相変わらず若桜木虔氏の指導は的確で鋭いが、本書で特に注記しておきたいのは、質問者たちのレベルである。
おそらくプロとアマチュアのボーダーライン上(小説新人賞で最終選考まで残るレベル)にいる位の筆力のある質問者たちが大勢、若桜木氏に質問を浴びせている。
そのため質問のレベルも高く実用的であり、そして生々しい。
「あと一歩でデビューできない」といったレベルの人々が、「どうすればこのあと一歩を越えられるのだ」という切実な思いで質問しているのがわかり、それがある種の迫力を生んでいると感じた。

初心者にも勿論、大変有用なハウツー本だが、「あと一歩」が越えられないアマチュア実作者たちが読むと、さらにビビットに本書を有効に活用することができるのではないだろうか。
内容が、とにかく具体的でビックリ。こんなに突っ込んで色々書いてあるものは、今まで読んだことがなかった。
対談形式になっているのだけど、既に作家デビューしている人の話もあって参考になった。
新人賞の選考委員は男が多いから、それを意識した方がいいとか、選考会の裏話もあって「へぇ〜」と感心した。
ジャンルごとに色んな賞のことが書いてある。自分が目指していない分野の話も、面白かった。ジャンルを超えて参考になることも、たくさんある。
定理として、ポイントがわかりやすく書かれてあったので、全部読んだ後、そこを抜き出してメモっておこうと思った。
作家を目指す人の色んな話もたくさんあって、親近感が湧いた。自分も頑張ろうと思える一冊かも。
世の中に小説指南本はあまたにあるが、
これほど、実践的で、具体的に役立つ本はない。

精神論は一切なし。

書いていて問題にぶちあたったとき、
具体的に何をどうすればいいのかが、
四十の定理として載っている。
思わず「え?」と思う定理もある。たとえば、
「物語の舞台を学校にするのは回避すべし」
「弱い平凡な主人公を設定するべからず」などなど。
理由は読めば、深く納得してしまう。

さらに、
職業作家を目指すすべての人に心に刻んでおいて欲しい一言がこれ。
「アマチュア作品をベタ褒めするのは
”かも”を探している○○のみと心得るべし」

そして、個人的には、
この定理がなによりの励みになった。
「プロ作家になるための第一条件は、
一に根性、二に体力。才能は必要条件にあらず」

根性と体力はあるけれど、ノウハウがない全ての作家志望者にオススメ。
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