趣味で物理学

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価格:¥ 1,890(税込)
理工図書  (2007-03-28)
/広江 克彦/
単行本 257ページ
売れ筋ランキング:118757
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だから、良いんじゃないか?( ..)φメモメモしてるし(@_@;)ダカラ!
Sept-masque de couleur
この本をどう評価すべきか迷いました。普通の教科書ではなかなか読み取れない
物理の真髄を衝いた本とするべきか、それとも、著者のこだわりに力点が置かれすぎて
いると見るべきか....

結局、両方だという結論に達しました。

前半では、運動量とエネルギーの違いに力点を置き、力学の初歩を説明しています。
こちらはかなり読みやすいですが、あまりややこしい話には首を突っ込みません。
たとえば独楽の回転にちょっと首を突っ込みますが、直感的に解釈できる
範囲に終始して、首振り運動の本格的な方程式にまでには踏み込みません。

著者の示す力学の関する哲学はなかなか面白いのですが、
力学は初歩の初歩といったところで唐突に終わってしまいます。

電磁気学では、直感に訴える形で、ベクトル解析とマックスウェルの方程式を
説明してゆきますが、論理展開のスピードが速く、端折りも結構有って、
あまりわかりやすい説明とはいえません。電磁気学の後半では、電子が放射する電波や
光の計算や、電磁場が運ぶ運動量とエネルギーの話に収斂してゆきますが、多くの式が
天下りでがっかりしてしまいました。

結局著者が言いたかったのは、動的な電磁気学では、場の持つエネルギーと運動量を
勘定に入れないと、エネルギー保存則も、運動量保存則も成り立たなくなってしまう
ということで、この趣旨を示すことには成功していますが、そこで終わって
しまっています。

電磁気学の初歩的なことはあまり書いてないので、ついてこられる読者は
わずかではないかとか心配です。

結局この本はなんなのか... 
著者は物理を機械的に、形式的に学んで判っている気になっている人のために
この本を書いた気がします。その意味ではこの本はある程度成功している
気がします。
しかし、力学や電磁気学を学ぶための最初の本としては、だめでしょう。
普通の教科書とあわせて、副読本として読み流すというあたりがこの本の正しい
使い方ではないかと思います。

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