悲しみの涙はいらない (DARIA BUNKO) |
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この作家さんの作品は初めて読みました。読みやすい文体で読み始めるといっきに読んでしまいました。攻めはヤクザなんですけど、あんまりヤクザっぽくはありません。冷静沈着な実業家というイメージのほうが強いですね。一方、受けのほうは名前が「遥」という儚げな名前どおり、健気で我慢強いタイプです。個人的には友達ができた辺りの展開が良かったので、それに尾ひれを付けて長引かせて欲しかったです。あと、何気に脇役のキャラが立っていると思いました。主人公(受け)の家庭環境は酷い有様なのですが、本人があまり傷みを感じていないせいなのか、前半はひたすら淡々とした印象がありますね。かと思えば、全体を通してみると柔らかい印象の残る作品でした。 良かったです!序盤は確かに強引な設定でしたが、十分ひきつけられあっという間に読み終わりました。最近読んだ中ではなかなか深みのある作品だと思いました。台詞がベタじゃ無いといいますか、多くを語り過ぎないところがいいです。友達ができた辺りは別の作品を読んでいるような錯覚に陥り、結構幸せなんじゃない?みたいな感じでしたが、主人公とともに現実に引き戻されてしまいます。作者曰くあしながおじさん国枝の不器用な「嫉妬」のはじまりです。終盤、涙もろいわたくしは、読むのが大変でした!でも、それは悲しみの涙じゃないんです!悲しくないのに涙があふれてくるんです・・・・。勿論ハッピーエンドで、爽快でした!!一つだけ・・・イラストがどうでしょうか?表紙は別に悪くは無いのですが・・・。見なかったことにしておきますわ。 元ヤクザの金貸し・国枝が、借金のカタにとった少年・遥に落とされる話です。 自堕落で男にだらしない母親のせいで人生苦労の連続の遥は、妙に冷めた…と言うより、すべてをあきらめてしまっている。 泣いたって事態が好転するわけでもない。 泣いたら余計に自分がみじめになる。 そんな風に悟り切った遥、どんな酷いことをされても淡々と受け入れます。 泣きわめくよりむしろ痛々しい。 そんな遥を気まぐれから引き取り、自宅の高級マンションに住まわせる国枝。 こちらは鉄面皮と申しましょうか、とことん感情をみせない爬虫類みたいな雰囲気の男前。 「借金」を挟んだある種「契約」関係な二人が、共に暮らしていく日々の中で少しずつ気持ちを寄せ合い、自分の恋情に気付かないまま悩みモンモンとしてます。 キャラがやや定型化されてるきらいはありますが、優しいラストはよかったです。 色気がもう少しあれば尚よかったけど。 イラストのヤマシタトモコさん、本文中のは中々よかったけど、表紙のカラーはいかにも地味かなぁ、と思いました。 ヤクザ×大学生 借金のカタにうられた遥を手にしたのが、ヤクザの国枝 冷酷で表情に乏しい国枝に抱かれるうちに、遥の心境にも変化が… 国枝とまとまるまでに、数々の御無体な仕打ちに耐え忍ぶ描写が出てきます 暴力 身売り 奉仕と、いろいろ… 理不尽な暴力と狂気は水原さんのお話には必須なイメージなので、いいのですが… 十代にして、ここまで穢れてしまった遥がラストでこぼすセリフにはホロリと涙がこぼれてしまいました それを受け止める国枝の言葉にもまたホロリ…と まさか泣くとは思わなかったのですが、泣いてしまいましたね 遥を受け入れる国枝の心境がラストまで明かされないので、よんでいる最中は「なんでこうなったんだ???」と設定に強引さを感じたのですが、読後は「あ〜そんな背景があったからか」と納得 総じて「いい」お話だった気がします 最初の方は御無体ですが!!! 絵がヤマシタさんですが、若干絵がおかしかったです、違和感がありました いつものヤマシタさんの絵柄と何か違った気がします… 悲しみの涙はいらない (DARIA BUNKO)を楽天で検索 |