安藤忠雄建築手法 |
|
売れ筋ランキング > 安藤忠雄建築手法
安藤忠雄の建築に掛ける情熱の強さが二川幸夫の目、問い掛けを通して伝わってきます。 この本だけで安藤忠雄を語ることはできませんが、凄さの根本は垣間見えます。 最後に掲載されている作品リストの全作品を見て廻りたい気になりました。 建築に興味のある私のような素人でも感動する内容でした。 特に写真が美しい。 プロボクサーとしてのファイトマネーで建築関係の本を買い、フリーターとしてためたお金で世界の建築を見る旅に出られた若き日の安藤さんは、ミケランジェロに出会って建築家になると決心されたという。本書で出てくるフォートワース現代美術館の設計にまつわる話で、隣接するルイス・カーンの名作キャンベル美術館が、カーンがアクロポリスのパルティノン神殿の永遠性・普遍性への感動したことが起源なのだと知ったそうです。フォートワースの町の人たちに、教会感覚で美術館へ行って欲しいと言う想いを込め、公園のような美術館を創られた。写真で見ると、アルハンブラ宮殿のように、水面と建物の妙が美しい。 ルネッサンス期はパトロンも卓越していたと思うのですが、小さな「住吉の長屋」のクライアント、超大型の淡路夢舞台のクライアント、貝原元兵庫県知事のような、現代のパトロンたちが、安藤さんを理解し支えてきたのでしょう。 本書の最後は表参道同潤会青山アパート建て替え計画であるが、あの心温まる風景を、現代的に蘇らせようという意思と想いは、現代日本の都市開発のあり方への試金石になりそうです。本書の裏表紙は「ネバーエンディング・ストーリー」のように、未来の表参道同潤会青山アパート群などが連なっている。それはどんなものになるのでしょうか? とても楽しみです。本書は、ゆっくり味わいながら読むのが相応しい、意思と想いの本です。ものごとの根源は感動なのだと…。 私は建築に関して全くの門外漢ですが、氏の生きる姿勢を職業人として深く尊敬しています。本書を見てまず感じるのは、写真がとても美しいこと。直島の地中美術館は思わず魅入られます。文章も対談中心なので読みやすく、編集者が安藤忠雄の考えていることを上手に引き出している。建築に少しでも興味のある全ての人に強くお勧めできます。安藤忠雄入門としては、思想・作品をバランスよくまとめているという意味で最も優れていると思います。 こういう本を読んだりすることで、美しい街を作るとか、文化度を深めるとか自分も含めて一人一人が考えるようになれば、現状とても美しいとはいえない日本の都会や田舎も少しずつ変わってくるのではないでしょうか。国民全体の支援によって安藤忠雄の建築が日本全国にもっと広まれば、と今さらながら感じます。 安藤さんへのインタビューでほぼまとめられています。 1つの作品や1つのテーマごとに区切られていて、 それぞれにそったラフデザインと写真も掲載。 安藤さんの作品を思いつく際のプロセスや考えが、自らのことばで 語られており、完成物を見ただけでは気づかない「こだわり」や 「想い」を読んでとれます。 図版の点数は決して多くはないですが、インタビューから知りたい 建築家を志すものとして安藤忠雄建築手法は大変興味ぶかいものであります。早く欲しいです。自分も安藤忠雄建築手法を読んで建築学について学びたいと思います。 安藤忠雄建築手法を楽天で検索 |