100%ムネオマガジン―鈴木宗男、とことん丸裸 |
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政治にはあまり詳しくない自分は、この本の中で、鈴木宗男というフィルターを通して、政治や国策といった物の裏表を考えるきっかけができました。(鈴木宗男が善か悪かといった論点とは別の部分で) ムネオマガジンというタイトルではありますが、鈴木宗男に興味がある無しに関わらず、政治に普段興味のない人にこそ読んでみて欲しいと思います。 私にとって、非常に面白かった事だけは事実です。 「疑惑」一辺倒のイメージから脱却しつつある、鈴木宗男氏の「トリビア情報」が多い本ですね。マジメな視点での分析も豊富だと思いました。 政治家自身が選挙出馬に向けてゴーストライターに本を書かせたり、引退後に回顧録を作ることはよくありますが、キャラそのものを本人を交えてクローズアップした、珍しいタイプの本だと思います。 鈴木宗男氏について好意的に書いているので、彼を嫌いな人は読めない本かも。でも、いまや完全に「キャラが立った」、旬な彼の情報は、仕込んでみても損はないと思いました。 異色の政治家本だと思う。 この本に登場する人物は、鈴木宗男、松山千春、佐藤優、鈴木貴子(鈴木宗男の愛娘)、香山リカ、魚住昭、山口二郎、岡留安則(元「噂の真相」編集長)、そして多原香理、田中いづみ、秋元正博の新党大地副代表である三人。彼らが鈴木宗男氏にまつわる話をする。 鈴木宗男氏と言えば、想起されるは平成14年の鈴木宗男バッシング(疑惑騒動)。あの頃、鈴木宗男の政治生命は絶たれたと、そう思った人も多かったであろうし、その見解をこれといって疑う人はいなかっただろう。当時、保守も左翼もこれといって鈴木宗男氏を擁護する人はいなかったと私は記憶している。 鈴木宗男氏が身の潔白であるという認識は、佐藤優氏の著書「国家の罠(平成17年3月25日)」で読書家層にいくらか伝わってきたのではないかと思った。そして現在、インターネットに見られる弁護士名義貸し事件の西村眞吾氏を擁護する声も、この「国家の罠」が強く影響しているのだろう。 そして現在、鈴木宗男氏は政界に復帰し、この「ムネオマガジン」なる本が出版された。あの平成14年の当時、こうした事を誰が想像しただろうか。 これは、疑惑より信じられない話ではあるまいか―。 この本の他にも鈴木宗男という人物についての本はあるけれど、 驚きなのは鈴木宗男本人が大々的にかかわっているということ! 彼にとっては必ずしもプラスではないことが載っていたり、 それどころか、イジリたおされていたり珍獣扱いされていたりするのに! よく本人が許可だしたなあ、と感心してしまいます。 全部読み終わったあとにはスズキムネオという人物にたいして、 なんとなくプラスのイメージが残るから不思議です。 これがムネオマジック!? うーん、侮れん。 佐藤優の「国家の罠」を読んだ後にこの本を読んで、鈴木宗男に対する考えが変わった。 読後感はとてもよかった。 鈴木宗男を「極悪人」のようにも扱っていないし、「聖人」のように奉ってもいないところがよい。良い面もあるし、悪い面もある。悪い面が前に出たから「あしもとをすくわれた(逮捕された)」と書いてある。 本人協力の著書なのに、好意的な意見だけでなく、批判的な意見もしっかりと掲載されている。 そういう意味で画期的な1冊だと思うのは私だけだろうか。 個人的には、北海道大学の山口二郎教授の、「“運び屋”“ブローカー”からの脱皮」というインタビュー記事がとても面白かった。これまでの「利益誘導型の手法」が通用しなくなった後の鈴木宗男がどう打って出るかについての話だが、今の国会での鈴木宗男の暴れっぷりを見事に予見している。 松山千春が、なんのメリットもなさそうなのに、なぜ鈴木宗男を応援するか、に答えるくだりも、なるほど!と思わせるものがあった。 なにかを変えてくれそうな男。 いま、こういう熱い男が日本の政治に必要なのかもしれない。 今の日本の政治に閉塞感を感じている方は一読をオススメします。 100%ムネオマガジン―鈴木宗男、とことん丸裸を楽天で検索 |