詳解 Linuxカーネル 第3版 |
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Linuxを利用していても、カーネルのソースは読破していません。 そのためこの本は積読派です。 ファイルシステム、メモリアドレッシング、プロセス、割込みと例外、時間管理まではなんとか理解できたとしても、メモリ管理とスケジューリングが、何故そうしているのかが今一歩理解できない。 マルチユーザシステムのOSと、シングルユーザOSの構造が、大は小を兼ねるでいいのだろうか。そこがわからない。 Linuxカーネルで、シングルユーザOSを作るとすれば、どのようなカーネルが必要だろうか。 そんな手がかりをこの本から読み取れたら、レビューに書いていただけると幸いです。 一番わかっていないのは、POSIXのようなインタフェースが本当に必要だろうか。 それぞれのインタフェースが本当に必要かどうか、個々の存在理由はどうだろう。 そういうことが分かるようになるためにはどういう修行をすればよいのだろうか。 いずれにしても、この本はそういう探求の度の道しるべになるだろう。 Linux v2.6に対応したカーネルの解説本。メモリ管理とプロセス・スケジューリングの項が増補されている。元々はイタリアの大学での講義録を纏めたもので、それが実際のソースを丹念に調査した結果に基づいているので、「詳解」と呼ぶに相応しい内容になっている。 各章の題目を見ると、プロセス管理、ファイル・システム、メモリ管理、割り込みハンドラ、同期などであり、その機能概要は当然UNIXライクなのだが、Linux独自の実装方法をソースを交えて詳説している所が本書の特徴である。このため、約900頁の大部となり、最初から最後まで読み通すのには向かず、読者が必要な箇所を選んで読む形となろう。そして、本書を手に取るような方は、当然自身でソースを改変する意図を持っていると思う。この時点で、読者はLinux Communityの入口に立っていると言える。実際、訳者達もCommunityの一員である。 今や500Mstepと言われるLinuxのソース。その理解のための有力な武器となる詳説本。 Linuxの概念だけを説明されても、どの関数で処理されているかまで、懇切丁寧に説明してもらわないと、理解が進まない。その意味で、クロスリファレンス機能が大変丁寧に作られている本である。 さらに、訳注の補足が、その丁寧な説明を、より理解を深めるように書いてある。たとえば、60バイト以内のシンボリックファイルの名前は、ナゼinodeの中に含めるのかの理由が脚注に書いてある。この意味で、本書のファイルシステムの解説は、かなり丁寧で好きである。 なお、対象にしている版が2.6.11なので2.6.20がでている昨今では、ちょっと古い。このため、ファイルシステムも最新版が、Ext3からExt4になったほか、ファイルシステムの各種制限もかなり変わっている。しかし、ベースは、Ext2のままなので、本書の知識があれば、読み進められるのは言うまでもない。 詳解 Linuxカーネル 第3版を楽天で検索 |