いますぐ飛行機に乗りたくなる本 −空港と機内サービスとキャビンアテンダントと世界のエアラインの話− |
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ルフトハンザのチェックインから機内までのファーストクラス専用ターミナル、ヴァージンアトランティックの機内マッサージ、コンチネンタルの空港内でチェックインから搭乗まで乗客一人ずつにずっと付いてくれるコンシェルジュ、エミレーツ・シンガポールの時差ボケ解消のための機内照明など、各航空会社のサービス紹介には、確かにいますぐ乗りたくなるだろう。 上記で殆どの紙幅をとっており、目に見えるサービス以外の部分は少ないが、ルフトハンザの十分な時間と人員、それに対する教育をかけて保たれる“安全世界一”の称号については、もう少し詳しく書いて欲しかった。 サービスのソフトに関しては、エアポケットで不安が広がった機内にCAが行った、一番怯えていた小さな子どもに「お客さんにキャンディー配るの手伝ってくれないかな」と声をかけ、キャビン全体をとても和んだ空気に包ませた判断と、それを許すニュージーランド航空の社内規定が、乗客にとってのマニュアルではない、本当のサービスだろうと感心した。 こうして読んでいけば、本書の日系エアラインのサービスに関する文章は、昔のCAの着物姿だけで、機内食のそれもなく、国内線の記事は皆無とくれば、ひねくれた見方をすると、サービスを大事にしていると思われている日系エアラインと、本来のサービスになれていない日本人搭乗客へのあてつけにもとれる(客への苦言は書かれている)・・・か。 先月、「みんなが知りたい旅客機の疑問50 アナウンスで聞くドアモードとはなにか?フラップの仕組みはどうなっているのか? (サイエンス・アイ新書 35) (サイエンス・アイ新書 35)」という本を読んで、次回 飛行機に乗るのが楽しみになるほど面白いと感じたので、同じ著者の最新著作を手にしてみました。タイトルを目にして、前回私が感じた思いを再度体験させてくれるものと思いきや、これは期待はずれでした。 そもそもこの本を読んだところで、「いますぐ飛行機に乗りたい」とは思わないのです。 本書が紹介している情報の多くは、ビジネスクラスやファーストクラスにまつわるものです。経済的に余裕がある旅行者ならまさに「いますぐ飛行機に乗りたくなる」でしょうが、商用であろうが私用であろうが、エコノミー利用しか手立てのない私のような読者には、遠い世界の--そして出来ることならばいつの日か、実現はしたい夢に過ぎない--お話にしかきこえません。 スイス航空の非エコノミークラスで一流日本人シェフのフレンチ料理が楽しめる。 フランクフルト空港に開設されたルフトハンザのファーストクラス専用ラウンジでは究極のもてなしが待っている。 こういったお話は確かに魅力的で興味深いものですが、「いますぐ飛行機に乗りたく」させてくれる本を求めた読者の期待を裏切る情報だと思います。 またエコノミークラスの乗客にも使える情報として、4人席よりも3人席の通路側が便利だとか、「液体物機内持ち込み制限」に新ルールができた、といったものが、珍しいお役立ち情報なのでしょうか? 本書38頁には、ビジネスクラスの利用者はエコノミークラスのざっと10倍、ファーストクラスだと15倍の料金を支払っていると記されています。そういう料金を支払えない乗客が遠い世界を知るための書だと覚悟の上、とりあえずタイトルは無視して手にする必要があると思います。 秋本さんの記事は、いつもいつもツッコミ不足で中途半端。いろいろな経験をされているはずなのに、レポートの内容に魅力がありません。All Aboutの記事の流用の多さも印象が良くありません。 飛行機のメカニズム本なら他にもっといい本があるし、エアライン紹介とか旅行記なら個人のホームページでももっともっと面白いのがある。どうにも中途半端、焦点ボケのまだるっこしい本でした。 表紙をめくると、いきなり「はしがき」で高度1万メートル上空に読者を連れていってくれるこの本は、読んでいて最初から最後までワクワクのしっぱなし。デンマーク国籍の男性乗務員と著者とのユーモアたっぷりの会話の描写が、旅の気分を盛り上げてくれます。 全部で51あるエッセイの中には、空の旅に役立ちそうな具体的なアドバイスも多いですが、いろんな国のエアライン関係者たちと著者との心温まる交流の話がわたしは好きです。「フライトで異国の文化に触れる」の項にある、コンチネンタル航空のアメリカ人CAとの漫才のようなやりとりには、爆笑してしまいました。 わたしもこんなふうな旅をしてみたいなあ。飛行機に乗るって、こんな楽しみ方があるんだ。そう口に出して呟きながら、一度ページをめくったら途中で本を閉じることができず、一気に読破しました。今までで最高の旅の指南書です! 目次でこの項目を見たとき、「え、どうして?」と思いました。 旅行や出張で飛行機に乗るとき、私は必ず3人席を選んでいましたので。 でも秋本さんの文章を読んでみて、考えが変わりました。 冷静になってみればちゃんとわかることですが、 その当たり前のことを秋本さんは理路整然とやさしく説明してくれます。 秋本さんの文章は単なる解説にとどまらず、 実際のフライトでの興味深い出来事の描写がたくさん盛り込まれていて、本当に素敵。 読んでいると、独特でとても楽しい世界にグイグイと引き込まれていってしまいます。 タイトルの「いますぐ飛行機に乗りたくなる本」というのは、まさにその通りですね。 これからの旅行や出張のときに「これも試してみよう」「あれもトライしてみよう」と ワクワクする気持ちになり、次のフライトが待ち遠しくてしかたありません。 出張の多いビジネスマンの方にはとくにオススメの一冊です。 いますぐ飛行機に乗りたくなる本 −空港と機内サービスとキャビンアテンダントと世界のエアラインの話−を楽天で検索 |