日本の現代住宅〈1985‐2005〉 |
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ギャラリー間の出版20年を記念し、84年から2005年までに、日本に建てられた住宅を、写真、図面、文章で紹介したものです。特徴といえば、まず、物件数の多さ。安藤忠雄、中村好文、磯崎新ら日本の著名建築家はもとより、レムコールハースら海外の建築家まで、91人の建築家による127物件が紹介されています。また、掲載されている物件は何れも個性的なのも特徴で、眺めているだけで楽しくなります。 ただ、惜しむらくは、500ページで127物件を紹介しているため、見開き2ページに止まるものが多く、文章を読んで、図面・写真を見ても、物件の全体像がわかりにくいものもあったこと。せっかくの個性的物件だけにやや残念でした。物件数を少なくするか、分冊にするかして頂いたら、星5つでした。ただ、掲載物件が多いだけに、興味を持ったら、他の本で調べる等の住宅事典的にも使用できる本かと思います。 写真が悪い。 多分クレジットの問題だと思うが、本当に同じ建築かと疑うような写真もある。インデックスのようなものだからこそ数枚の写真や図面で引き込まれるように表現してほしかった。一度読んだらもう開かないのでは?とさえ思う。外国人の建築家にプレゼントしようと思っていたが、正直、誤解を与えてしまわないか不安である。 とはいえ、企画としては素晴らしい。 美しいものは正しい。 しかし、写真家の技術によって、美しくないものまでも美しくできてしまう。 この本に掲載されている写真は、全てが美しい構図で撮影されている。 惜しむらくは、建築という芸術物は使えば使うほど遣れてくるという事実をどう受け止め、撮影するかである。 人が使ってこそ、住宅である。その住宅に人の息吹を感じなければ、それはただの見世物ではないだろうか? 安藤忠雄、磯崎新など、やはり美しい。 Life is short. But, Art is long. 一般的に住宅建築は商業建築と比較して、コスト・納期等の要求が厳しいと言われています。本書に登場する事例は比較的恵まれていますが、施主の厳しい要求に対して建築家がどのような主張を発信したかを捉えることができます。特に感じたことは、20年前の作品でも新鮮さが失われていないことです。主張のあるデザインは美しいことの実例だと思いました。住宅建築やデザインに興味がある方には買いだと思います。ただ、500ページの中に127事例を詰め込むのはやや無理があったようで、間取り図・解説ともに最小限のボリュームとなっています。高価ですが、価格に見合った内容だと思いました。 日本の現代住宅〈1985‐2005〉を楽天で検索 |