国策捜査―暴走する特捜検察と餌食にされた人たち |
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1.結論―長所星5つ、短所で星1つ減らして、星4つ。 2.理由(便宜上、短所→長所の順とする) (1)短所 (ア) 「材料を持ち合わせていない」(p86など)という趣旨の表現が多いが、もう少し調べて、この本で取り上げてられた人に関する捜査の問題性をより明らかにすれば、もっと面白かったと思う(ワークショップの記録というのがこの本の主内容なので(「はじめに」参照)、やむを得ないのだろうが)。 (イ) 有罪とされた者の負け犬の遠吠えなのではないかという疑いを持ちつつ読まなければならないと思う(もっとも、この本に書かれたことが虚偽であることを意味はしない)。 (2)長所 (ア) (1)(イ)と矛盾するかもしれないが、有罪とされた者の言い分が載っていること。対立している場合、双方の言い分を聞くのは、物事の判断としては必須だから。 (イ) 日本の捜査機関(ストーリーありきの捜査、代用監獄、否認すると保釈されない人質司法など)裁判所(法廷より調書を信用すること(伝聞例外(刑事訴訟法第320条から第328条参照)のはずなのに)、検察側の主張の矛盾を見抜けないなど)、マスメディア(特に大手マスコミが、情報源(検察、警察)に遠慮して批判ができない)の問題点が語られているから。 (ウ) 捜査機関の悪口を聞くと負け犬の遠吠えだと思ったが、たとえば、安田好弘さんのように、専門家であり、証拠を隠滅するとは思えない人まで長期に身柄を拘束されると、題名のように「国策捜査」というものはあるのではないかと思ったのがこの本を読んだきっかけだが、他の方の発言を見て、ますますその思いを強くした次第。 国策捜査―暴走する特捜検察と餌食にされた人たちを楽天で検索 |