散歩もの |
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この漫画は、ゆったりと東京を散歩する中年男性のお話です。〜失われたモノへの悲しさ、失われなかったモノへの愛しさ〜こうした気持ちは、都会で散歩をするといっそう強くなるのかもしれません。ノスタルジーに包まれた心温まる一冊です。 連作というわけではないので比較すること自体が無意味なのは分かっているのですが、 どうしても同じ作者の「孤独のグルメ」と比較してしまいます。 初めての店で食べるという明確なテーマと、あくの強い独身男の自己中心的な心のつぶやきが面白い「孤独〜」に比べると、 本作品はただ見知らぬ街を歩いている、さわやかで平凡な男の日常描写って感じで、物足りなさを覚えます。 そこに味わいが無いわけではありませんが、薄味です。 「孤独のグルメ」の名コンビがその持ち味を発揮して、安心して読める作品となっている。ただ、「食べる」ことの魅力を存分に描いた前作と比べると、少しインパクトに欠けるか・・・ ’03から’05年に「通販生活」に連載された作品を単行本化したもの。傑作「孤独のグルメ」を生み出した久住昌之原作である。主人公は文具メーカーに勤務するサラリーマン上野原。妻あり。子どもはいないようである。年齢は40歳前後か。 この作品は彼の日常、それは外勤中であったり休日だったりするのだが、立ち寄った場所をスケッチした短篇8話が収録されている。その場所は公園だったり商店街の本屋だったり夜の住宅街だったりと、孤独のグルメよりさらに”日常”が協調された作品である。谷口ジローの絵もこれにあわせて黒(ベタ)は殆ど使わず淡色の水墨画のようである(主人公の髪の色もスクリーントーンを使っている)。 エッセイというよりも日本語の”随筆”という言葉がぴったりな大人のマンガである。この作品の原作の過程を記した久住昌之のあとがきも良い。 ふらりと立ち寄った町中の食堂での料理との出会いを描いた傑作「孤独のグルメ」の原作と作画コンビが贈る。 連載誌が「通販生活」という点も異色。季刊という関係で8話で終わっているのだが、ぜひとも続刊を望みたい。 文具メーカーのサラリーマンである男性が仕事や休日の途中で立ち寄り歩く都内の街路のなにげない風景を、谷口ジローが写実的な絵で淡々と描く。 有名スポットが登場するわけではなく、散歩すること自体を目的としている訳でもないが、歩くことで見えてくる些細な発見が、ちょうど「孤独のグルメ」でも描かれた食べ物との偶然の出会いと同じ種類の驚きと喜びを持って描かれ、ワクワクさせてくれる。また「孤独のグルメ」より進化した点として、主人公の生き方や家族の姿が垣間見える点をあげたい。 旧東海道の風情が残る北品川、目白の坂のある風景、吉祥寺のハーモニカ横丁、井の頭公園など・・。 散歩ものを楽天で検索 |