Thrill of It All |
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曲目リスト
ロキシー・ミュージックの1982年までの軌跡を辿れるセットで、特に4枚目はシングルのB面やアウトテイク、12インチリミックスなど、現在手に入れにくい音源は、貴重なのである。しかし、8枚のアルバムを3枚のCDに収めている事で、残念ながら除外された曲が惜しい!特にセカンドの最後の3曲の繋がりを無視し、「グレイ・ラグーン」を抜いたため、3曲繋がりの構成を味わえないのは、残念である。どうせなら、2枚追加して完全版にして欲しかった。 ブックレットは、当時のメンバーやシングル盤のジャケット(日本盤も有り)、ジャケット写真のアウトテイク(Avalonの右手に鳥を乗せた騎士は、男性だと信じ込んでいたが、実は、従来のアルバム同様、女性だった事が解ります)など64ページに及ぶ非常に美しいカラー写真中心の貴重な出来上がり。 記憶では、日本盤は遂に発売されなかったと思う。4枚目だけでも、貴重なので、ファンなら購入する事をお勧めします。彼らの音楽の変遷が辿れる事が出来、ベスト盤を購入するなら、高価ですが、こちらがお勧めです。ただ、個人的に、コンプリート版にしてほしかったため、敢えて星1つ減としました。蛇足ですが、歌詞は記載されていません。 また、見開きトールサイズ(15cm×30cm)であり、左上の写真は横に引き伸ばされて掲載されています。決して「太った女性」では無いです。1995年、有名なボブ・ルードウィッヒによるリマスターも、丁寧で、音質も従来盤より向上しています。 私はManifesto以降の遅れてきたファンですが、このボックスセット は、Roxyのもっとも妖しく美しい時期の音のなかからさらに宝石を 取り出してくれたみたいです。 CD4枚という長丁場を、ほんのわずかも退屈させないでくれます。 ロックンロールの歴史において、ロキシー・ミュージックのデビューシングル「Virginia Plain」ほど印象的なデビュー盤は数少ない。このトラックがメインストリームから離れたところで生まれた1972年、音楽界はつまらないヒット曲や、やたら大げさなプログレッシブ・ロックや、頭の悪いブギー・サウンドの泥沼にはまりこんでいた。そこにロキシー・ミュージックがもたらしたのは、ほのかに漂う妖しい魅力と神秘性、ユニークなスタイル、それにエルヴィスが「Heartbreak Hotel」にチェックインして以来16年間まったく聴いたことのないようなサウンドだった。その後も、続々と見事なシングル「Pyjamarama」「Street Life」「All I Want Is You」がリリースされたが、デビューシングルに匹敵するほどのインパクトは起こせなかった。 このしゃれたCD4枚組ボックスセットは、8枚のオリジナル・アルバムから選曲されているだけでなく、ディスク4には貴重なB面曲やアルバム未収録のトラックも収録。あえて苦言を言えば、ロキシー・ミュージックのヴィジュアル・センスが常に優れていたようにパッケージは手が込んでいるものの、入手不可能となっているトラックがもっと欲しかった。もちろん、それでもロキシー・ミュージックの偉大さを十分に証明してはいるが、買ってくれるのは熱狂的なファンがほとんどかもしれない。その手のファンにとって、デモ曲、別ヴァージョン、ライヴ・テイク、スタジオ録音の未発表のテイクは、思いがけない拾い物となるはずだ。ブライアン・フェリーの謎めいた歌詞が記されたブックレットさえ、忠実なファンにとってはすばらしい贈り物なのだ。 そんな本作だが、音楽的なクオリティーの面では非の打ちどころがない。初期のロキシー・ミュージックは、ブライアン・フェリーの繊細に磨き上げられたポップ・センスと、ブライアン・イーノの前衛的なイマジネーションがぶつかり合って、魅力的なサウンドを生みだした。また、ポール・トンプソンのドラムはこの不思議なサウンドを安定させ、フィル・マンザネラは絶妙なギターを華麗に奏で、アンディ・マッケイはオーボエで新たな一面を加えた。 ロキシー・ミュージックの最初の2枚のアルバムは、70年代のロックンロールをまったく新たな領域へと導いた。フェリーは英国で最も個性的な歌声の持ち主で、トラックの多くにクールな孤独感をもたらした。けれども大事なのは、フェリーがオールド・ポップスの優れた聞き手でもあったことだ。「Do The Strand」「Editions Of You」といったトラックは、何年もたった今でも、かつてと同じ新鮮さを保っている。また、「2HB」「For Your Pleasure」「A Song For Europe」では悲しみにくれる遊び人のように甘い声で歌っている。 本作は、ロキシー・ミュージックの歴史を1982年の『Avalon』までたどっている。それ以降、バンドは再結成の危険を避けてきた。だが、たとえまた再結成されたとしても、賞賛の嵐に包まれるだろうことを本作は暗示している。(Patrick Humphries, Amazon.co.uk) Thrill of It Allを楽天で検索 |