交響組曲 もののけ姫 |
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このアルバムを買って本当に良かったと思いました。オーケストレーション、演奏、そして録音、全てにおいて高い完成度になっており、どのオーディオで聴いても、そのオーディオの持つ性能を最大限に引き出してくれることでしょう。久石譲さんが「もののけ姫」のために並々ならぬ力を注いだことは、誰もが納得するでしょう。もののけ姫は、舞台が日本古来を想定したものでしたので、音楽もオリエンタルな雰囲気になっています。久石さんはこういった東洋的なメロディーを書くのも実に巧みです。もののけ姫を愛する人、久石さんのファンである人はぜひ聴いてほしいです。深く深く、心に刻まれます。自分がアジア人であることを確認しました。 クラシック界の中堅指揮者クレメンスと世界を代表するオーケストラであるチェコフィルハーモニーがもののけ姫を演奏した。はっきりいってさすがはヨーロッパの一流オーケストラの演奏である。サントラ版を担当した東京シティフィルハーモニー(ラピュタの組曲版も録音している)は、弦の細さや金管の弱さを感じ物足りなさがあった。 しかし、本CDでは弦のふくよかな響き、深くとどろく金管とハイレベルな演奏を聴くことができる。オケに関しては言うことがない。ではなぜ星4つか。 それは、久石のピアノ演奏技術の問題があるからである。はっきりいって、久石のピアノはうまくない。出たい気持ちはわかるが、純粋に演奏を楽しみたいと思ったとき、やはりプロのピアニストを出してもらいたい。また、編曲が久石のピアノを際立たせようとの点にたってなされているため、トラック4の「もののけ姫」は歌謡曲のオーケストラ版のような品のないものになってしまっている。こういったところがなければ・・・ 悩みまくったが、買った。感想はんんんん??て感じデスネ。いいんだけどJoe Hisaishiならもっとやってくれると期待していただけに星が2つも減っちゃったよ。どうしてくれるんだ!!まったく!! しかし、曲によってはやばくね?と感ずるものもありさすがJoe Hisaishiとうなりました。まさにJoe Hisaishiの魂を具現したCDであると断ずるものである。間違いにゃい!! このCDは映画「もののけ姫」の音楽を作曲者が演奏会用組曲にしたものですが、「交響組曲」と題していることが大きなポイントではないかと思います。 劇付随音楽やバレエ音楽を組曲にしたものといえば、グリーグの「ペール・ギュント」やチャイコフスキーの「くるみ割り人形」などがあるわけですが、これらは原曲の段階から各楽章が完全に他の楽章と独立していたので、組曲にするにあたって新たに手を加えることといえば、オーケストレーションの調整ぐらいです。これらは「組曲」としては非常に優れた作品ではあるけれども、「交響組曲」とは趣の異なった作品です。 映画「もののけ姫」では、例えば冒頭で「アシタカせっ記」の主題が示された後、サンとエボシの一騎打ちをアシタカが止めに入る場面では新しい主題が加えられた上で「アシタカせっ記」が回帰し、「東から来た少年」という題名でサントラに収められています。交響組曲では、この「アシタカせっ記」やそこから派生した「東から来た少年」は、第1章「アシタカせっ記」に組み込まれています。ですから例えば第1章は、「アシタカせっ記」が映画の中でどのように変奏・発展されていったかをじっくり楽しむことができるのです。これが「組曲」に「交響」をわざわざ冠する由縁でしょう。例えばベートーヴェンの「運命」など、第1楽章が丸々、冒頭の「ダ・ダ・ダ・ダーン」だけでできているそうです。 もっとも、映画音楽の「もののけ姫」の旋律そのものが親しみやすく素晴らしいものですから、わざわざクラシック音楽として腰をすえて聴く必要もないでしょう。確かに芸術性は高いと思いますが、近寄りがたい深遠なものでは決してありません。ぼんやりと第3章「旅立ち」の雄大な調べに耳を傾ける、あるいは第4章「もののけ姫」や第8章「アシタカとサン」のピアノ(作曲者自身が弾いている)に酔いしれる、それともオーディオに凝りに凝って戦闘的な第2章「TA・TA・RI・GAMI」を大音量で聴いてみる、これでも十二分に曲のよさを楽しめると思います。 元々エスニックな音楽を志向していた久石さんにとって、この日本的な旋律の数々は所を得たようなものでしょうか。それらは西洋の楽器で見事に表現されています。特に弦楽器の響きは斬新な情緒を引き出していて、また「TA・TA・RI・GAMI」では打楽器が効果的に用いられています。わざわざ西欧ではなくチェコのオーケストラを起用したのも、雰囲気としては合点がいくような気がします。 音質も、「天空の城ラピュタ」のシンフォニー編とは違って十分鑑賞に堪え得るものだと思います。弦は深い森をたやすく想像できるぐらいの奥行きをたたえていますし、しとしとと響くようなピアノの集音の仕方もこの曲とは相性がいいように思われます。よほどのオーディオ・マニアでなければ、音質が悪いのではないかと気にする必要はないでしょう。 チェコ・フィルの演奏は非常に控えめである。感情を廃止したような無機的な響きであり、ダイナイミクスも狭い。音楽は美しいのだが、このような演奏では、癒し系音楽の域を出ないであろう。折角チェコ・フィルを採用しているのに勿体無いことこの上ないといえる。 また、久石譲のピアノ演奏も重たく、前に進まない感じである。どちらかというと、音色を重視してピアノを弾いているのだろう。 もののけ姫の音楽には、噴水が噴出すような劇的さが伴った演奏を期待したい。 交響組曲 もののけ姫を楽天で検索 |