Super Are |
|
売れ筋ランキング > Super Are
曲目リスト
遡ること10年近く前。まだ僕が高校生だった頃にリリースされたショーン・レノン(かのジョン・レノンの息子)の1stアルバムのライナーに影響を受けた日本のアーティストとしてバッファロー・ドーターと一緒に語られていたのが、ボアダムス。 なぜか気になったので、とりあえずレコ屋のボアダムスのところに唯一置いてあったこのアルバムを購入。その頃の僕は徐々にコーネリアスや、当時新人としてデビューしたスーパーカーやナンバーガールに夢中になっていて、彼らのアルバムを聞いたときも衝撃を受けたが、この『Super Are』はそれ以上の衝撃があった。とにかくリズムが尋常じゃない。言ってみれば原始的。それに雄たけびみたいなのも聞こえるし。ヘッドフォンで聞くと、さらに(良い意味で)ぐちゃぐちゃなトランス感覚に目眩寸前。3曲目の“Super Going”は途中での転調からのスピード感には何度トばされたことか・・・。これまで僕が聞いてきた音楽からすると、これを日本人が作ったという事実に驚愕した。 SUPER ROOTSシリーズでのテクノ・トランス嗜好が、結成時からの持ち味だった原始嗜好・スカム感覚と融合し、唯一無二のサイケデリックサウンドを作り上げた、まさしく世界に誇る作品。 僕にとっては青春の1枚です。 かなりエレクトリックなアプローチなのだが、 ドラムは打ち込みでは無く、本当に叩いている。 この部分がポイントになってくるんじゃないだろうか。 だからエレクトリックなんだけど、原始的な感じもする。 まさに宇宙的サウンド!! オルタナティブ・ミュージックを巡る言説が10年後にも続くの であるならば、このアルバムを巡る評価は年月を経過するほどに 重要になってくるだろう。 ハードコア・パンク〜スカムからスタートしたバンドが10年の 歳月を経て到達した極北のサウンドにして90年代の日本の ロックアルバム史におけるマスターピース。 民族音楽・テクノ・ファンク・ミニマル・ハードコアetcと あらゆる音楽を吸収しながらもけっして頭でっかちにならずに 開放的な音楽として機能している。 唯一、残念なのはボアダムス自身がこのアルバム以降、次の 地点に行けなかったことだ。 音楽が人としての生を喜ぶものとして作られている としたら すべての音楽はここに収束していくのではないか、とも思えてしまう。 ほどの情報量、熱量、密度。 過去Boredomsが、そしてEYヨが発散してきたノイズを、 日本のアヴァンギャルド・バンド、ボアダムスの96年作。 以前はかなり滅茶苦茶な音楽をやっていたのだが この頃にはトランスや民俗音楽を取り込んだ未曾有の世界観を志向しつつあった。 これは単純な好き嫌いを超えて、音で聴き手をねじ伏せてしまうような 超自然的なパワーに満ち溢れていると思う。 地球の核を流れているマグマのようなエネルギーの塊を ぽんっと手の上に落とされたような感じ。 この世の音楽は大抵は地球で生きる人間のためのサウンドトラックだけど これは堂々と宇宙に誇れるような気がする。 Super Areを楽天で検索 |