2000 Joe |
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曲目リスト
千里さんのうたは、私は詞がいちばん素敵だと思うんです。例えば「秋唄」の描写です。どのメロディ、サビにも秋の時間を感じさせるタッチがたくさん散りばめられています。“蚊帳をとった日”から裏庭へ続く場面、涼しさをそこはかとなく感じます。また鳴らされる指笛は、裏庭の空間に入り込んできた秋の寂しさを感じさせました。一方、母の“柿の実”と“洗濯する手をふと止めて”の一瞬の時間から感じる秋も素敵ですね。更に“乾かないシーツ”など素朴だけどしっかり風情を伝えることばは、あっと掴まれる行間の切り取り方です。絵の見せ方すべてに情感がこもっていて、文学的だと思います。最後のフレーズまでひとつずつ場面が映しこまれ、だんだん気持ちも秋で透明になってゆくようでした。 他には、ピュアな「プールサイド」、映画の泣けるシーンのような「いつかきっと」、メロとことばが優しさを滲ませる「遠く離れても」、メッセージもことばもメロも最高に美しいバラード「ありがとう」。どれもなんて素晴らしい歌だろうと思います。とくに「ありがとう」ですね。このシンプルなことばにこんなに素直になれるとは。是非手に入れて愛している人にかさねてほしいです。ときどき彼の音楽に在る温かみは、槇原敬之の音楽の一要素に繋がっているかなと思えます。 他方POPS曲の才能も千里さんの魅力。昔からそのPOPさは知っているつもりでしたが、改めて音楽の幅広さに気付きました。「Echo」の奇抜さ「Dubidubiduo」のクールさなど爽やかな高揚感がありますよね。また野球の好きな私には「野球の夏」の楽しい曲調と、スタンドでの女性への視線の描かれた詞に、お気に入りになりました。 ただ、ジャケットだけは初めてみたときなんじゃこりゃと笑ってしまいました。 Remixなどは、聴き始めは「?」って感じなんですが、聴いているうちに やっぱり千里WORLDにひきずりこまれてしまうんです。「天気図」「コスモポリタン」など、Remixなんだけれど、原曲のせつなさはそのままって感じで、しみじみと染み渡ってきて、お気に入りです。おすすめの一枚です! 比重的には初期のころの曲を多めに集めたベスト。ただしリミックスが多いので、その違いを聞き比べるのも楽しい。アルバムには未収録の「秋唄」「野球の夏」が収録されているのがうれしい。個人的には「いつかきっと」がすき。何度聞いても、うるうるきてしまうのです。 2000 Joeを楽天で検索 |