ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1~4番

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1~4番

売れ筋ランキングラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1~4番  
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1~4番

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1~4番


価格:¥ 2,587(税込)
ポリドール CD1995-08-02
売れ筋ランキング:27
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曲目リスト
  1. ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調op.1
  2. 同第2番ハ短調op.18
  3. 同第3番ニ短調op.30
  4. 同第4番ト短調op.40

ラフマニノフのピアノ協奏曲自体の進化の歴史を感じつつ、
アシュケナージのこの作曲家に対する敬虔なる思い入れが充分に伝わってくる2枚組。
まだまだ曲の端々に未熟さ・若さが残るものの、ラフマニノフ独特の抒情さを
感じることができる第1番。
古くから映画のBGMに使用されるなど、交響曲第1番の酷評を見事に払いのけ、
現代でも圧倒的高い人気を誇る第2番。
全4曲中、最もダイナミックな曲の展開とロシア臭さを満喫できる
完成度の高い第3番。
演奏に最も技巧を要するであろう前衛的な第4番
あまりにも感傷的で素敵な曲・演奏のために、一気に全曲通して聴けてしまいます。
個々の演奏にはアシュケナージとハティンクによる新盤やリヒテルやホロヴィッツ、
クライバーンなどの歴史的名演もありますが、
同じ面子での質の高い全曲演奏を通して聴けるという大きなメリットがこの盤にはあります。
70年から71年にかけて、アシュケナージが33歳の時に録音したものです。84年から86年にかけて、ハイティンク&アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団とも再録音していますが、私はこちらの録音の方が優れていると思います。
新盤のハイティンクの共演もいいのですが、この盤でのプレヴィンの伴奏・協奏ぶりは巧みで名人級です。
アシュケナージの演奏そのものは、新盤の方が老練さも加わって優れているかもしれません。
作曲の悪い?4番を上手く聴かせる所などは。しかし新盤はあっさりとしています。
本盤を録音した当時は、まだ旧ソ連と闘っていたのです。ラフマニノフの音楽に対して鍵盤を通して打ち注いだ熱い情念・情感が感じられます。
何度も録音していることからもわかるけれども、アシュケナージがこの曲に特別な思い入れを持っていることは確実です。しかし、どうやら指がついていかない箇所が多く(手が小さいため指が届かず中途半端な打鍵になる)、そのたびにぎくしゃくしてしまいます。私も昔は大好きな録音でしたが、いろいろなピアニストの演奏を聴くと、技術面では大きく見劣りすることがわかってしまいます。ただ、テンポの取り方やフレーズの呼吸の仕方などはとてもスムーズです。楽譜を見るとわかりますが、ラフマニノフの協奏曲はテンポが激しく変化したり、変拍子のようになる部分があり、センスの悪い人が弾くと歌いまわしが不自然になるのですが、アシュケナージはそういうことがありません。とても自然な語り口でラフマニノフとロシアへの熱い想いを紡いでいく演奏は、やや拙い技術をものともしないほど感動的です。
アシュケナージ版としては、私もハイティンク&アムステルダム・コンセルトヘボウと
やったときのほうがずっといいように思えた。
もっとも、ラフマニノフのPコンについては、やはりホロヴィッツに止めをさすと思う。
特に第3については。
うまいんだが、協奏曲になるとなぜかいつも物足りない。

アシュケナージは素晴らしいピアニストの一人だと思う。
オーケストラ共に安心して聴ける演奏なので
初めてこの曲を聞く方でも満足出来ると思う。
けれど私は色々なアシュケナージ作品を聞いている為
これが彼の中の一番には思えなかった。
というのもせっかくアシュケナージのピアノの音を楽しんでいるのに
オーケストラが一緒になると
せっかくの名演が聞こえにくくなる時がある。
(ピアノ協奏曲だから仕方ないのですが)
アシュケナージのはやっぱりソロ作品がすきだ。
もちろんこの盤での両方の演奏、ほんとに素晴らしい。
名演のいくつかに入る部類だと思うので聞いてみるべし
   ロシアの哀愁の世界をたっぷりと堪能できる好ディスクである。現代のピアノ界でアシュケナージほどまろやかでたっぷりとした憂いを含んだ美音を持つピアニストはいない。とりわけ同郷の作曲家ラフマニノフの作品は得意中の得意であり、右に出る者はいない。特に協奏曲はたびたびレコーディングが繰り返されてきた。
   本ディスクはアシュケナージの技巧が最も冴えに冴えていた33歳のときのもの。「逢引き」「7年目の浮気」といった映画に使用された甘美きわまりない第2番、「シャイン」で主人公が演奏する劇的な第3番。この2曲は大変ポピュラーな名曲だが、第1番と第4番もそれに劣らず見事な作品である。アシュケナージは、誇張のない抑制された非常に優れたバランス感覚をもって、緻密にラフマニノフの抒情を描き出している。アシュケナージのこれは大変優れた特徴でもあるのだが、この緻密さが結果的に音楽の全体像を、圧倒的に巨大なスケールあるものと化していく。指揮のプレヴィンもまた、ラフマニノフを最も得意とし、ここでもそんなアシュケナージにぴったりと寄り添った完璧なサポートぶりを発揮している。
   単に感傷のみにとどまらない、極上の香気を漂わせたラフマニノフの心からの歌を満喫できるディスクである。(林田直樹)
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