わたしを断罪せよ

わたしを断罪せよ

売れ筋ランキングわたしを断罪せよ  
わたしを断罪せよ

わたしを断罪せよ


価格:¥ 2,343(税込)
EMIミュージック・ジャパン CD1992-12-02
売れ筋ランキング:3076
ベストアルバム
狂い咲き
誰ぞこの子に愛の手を
1973PM9:00→1974AM3:00
バンザイなこっちゃ!

曲目リスト
  1. 今日をこえて
  2. ランブリング・ボーイ
  3. モズが枯木で
  4. お父帰れや
  5. 山谷ブルース
  6. カム・トゥ・マイ・ベッド・サイド
  7. 手紙
  8. 戦争の親玉
  9. それで自由になったのかい
  10. 友よ

なんとなくレンタル屋で「店員超おすすめ」と書いていたので
手にとって、そのまま後日購入したCD。
リアルタイムに知らない僕らには衝撃と言うか
ショックの連続でした。

こんな曲が普通に歌われていたなんて。

そして何故、今の時代にそれを引き継いで
歌っている歌手がいないのか不思議。
バブルでそういうのは消えたのかな。

みんな自分の事しか歌ってない。
もっとこういう音楽をやる人が出て欲しいなと思いました。
藤山直美さん主演の,NHK朝の連続ドラマ「芋たこなんきん」で,昭和45年春ごろのベトナム戦争を背景にした,当時のフォーク・ムーブメントを表現する
メッセージソングを歌う集会のカットで,このアルバムのラストナンバー「友よ」が使われました。

天下のNHKが,視聴率の獲れる朝ドラの時代考証に使わざるを得なかったほど,「友よ」は当時の若者文化を象徴する「流行歌」として用いられたわけでして,
その意味や意義は,非常に大きいと思います。

昭和44年8月1日に,「URC」から発売されたこのアルバムは,超インディ・レーベルながらオリコン誌の「LPチャート」にも登場(最高位31位)しています。


伝説の「フォークの神様」と呼ばれた岡林信康のデビューアルバムです。岡林はこのアルバムにより1970年前後の関西フォークにおいて、多くのファンを獲得し、完全に神格化されていました。

今振りかえって考えてみますと『わたしを断罪せよ』というアルバムタイトルは大変意味深だと思います。牧師の息子として生まれ、同志社大学神学部中退したキャリアだけでなく、「フォーク界におけるヒーロー」という虚像に対する自分の存在そのものへの批判も込められているわけです。

大学生活から山谷のドヤ街へドロップアウトした実体験から生まれた「山谷ブルース」を聴いていますと、岡林の境遇と実生活のジレンマを感じます。その強烈なメッセージは世間に対して発せられましたが、同時に岡林の心の中へも深く入っていったことだと思います。

勿論、このCDに収録されている「手紙」やその後に発表された「チューリップのアップリケ」のような社会問題への提起は、当時の世相と密接に関係していました。69年当時の大学生は社会の矛盾と向き合わねばいけないと、各人が思い悩んでいた時代でした。だから「手紙」のような名作が生まれたわけですし、若者の圧倒的な支持があったわけです。

「手紙」もすぐに放送禁止となり、岡林自身がフォークシーンからもドロップアウトするのですが、その理由は『わたしを断罪せよ』というタイトルに行き当たると思います。

ラストに収録されている♪友よ 夜明けまえの闇の中で 友よ 斗いの炎をもやせ♪という岡林のシンプルでストレートな歌唱を聴くたびにあの時代の若者の持つエネルギーの象徴がこのアルバムに集約されていると感じます。
「友よ」は70年安保に端を発した学生運動の連帯感を支えた歌だったといえましょう。
アンテナを張って生きていると名作は風の便りに「噂」が流れてくる。私は、ビートルズ、ビーチボーイズ専門、日本語は意味が即伝わるから聞かなかった(変な言い訳?)。いわゆる一般のフォークシンガーの唄は聞こえてきたけれど感動はしなかった。でもこれは本当にいい出来です。これ1枚で日本のフォークソングの歴史を書き換えたように思う。戦争反対、弱いものの味方、原子爆弾反対、等々の単純な世界から一歩(数歩)進んだ世界が展開されている。「わたしを断罪せよ」もうタイトルから難しくなって今もってよく分からんような??発売された時期もこれを受け入れる時代になっていたように思います。今の若い人が聞いたらどう思われるか見当もつきませんが。「やはり名作」には違いありません。
Beatlesから、移ってきた人間にとっては、この分野は、「なんと暗い人たちなのであろう」という印象があった。
この頃、「フォーク」というとPPMやブラザース=フォーであり、「明るい」印象があったのだが・・・・
他方、ボブ=ディランの情報も入ってきたし、アーロ=ガスリーなどの情報も入ってきてはいた。
そんな中で、当時の『フォークファン』がどう捕らえたかは知らないけれども、僕には、岡林の登場は衝撃であった。この人は、日本で、最初に「日本にフォーク」を確立すると思った。
その後は、西岡さんと岡林の関西のフォークと、高田渡や加川良の関東のフォークの時代があり、吉田拓郎につながっていく。ここの段差は実は極めて大きい意のだけれど、誰も、明確に指摘しないのが不思議だ。
ともあれ、このアルバムを聴かずして、「日本のフォーク」を語ってはいけないのではないかと思えるほどの作品である。
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