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何が凄いって ”彼の職業は プレス加工”ですよ プレス加工!! 陽水 恐るべし!!そして 最高!! 私は「white」こそ彼が進化し覚醒を始めたアルバムだと信じて疑わない。素晴らしいアルバムではあるがどことなく、方向性が定まっていなかったように思えた前作「招待状のないショー」。彼自身の私生活はこの際関係ない。要は内容である。1曲、1曲の魅力としては薄いかもしれない。しかし全体を通して聞くと、素晴らしいのだ。方向性もはっきりしている。この時期の陽水は低迷していた。しかし「とまどうペリカン」「なぜか上海」「リバーサイドホテル」といった名曲はこの時期に造られているのである。この「white」がなければこれらの名曲は造られなかったと思うのである。陽水独特の歌詞の世界もこの頃完成されたものだと思える。「white」の楽曲にはいわゆる捨て曲がない。バランスがすごくとれているのだ。すべてが名曲とは言わないが、「青い闇の警告」から「Bye Bye Little Love」までどれをとっても秀作揃いである。そして陽水の覚醒は進化し続けるのである。是非手元に置いていただきたい作品だ。 当時は全く売れなかったという、whiteは個人的には知らないうちによく聞いている(効いている?)アルバムである。それまでの作品に比べると、ドラマティックな面が減退した代わりに、詩が非常に写実的になったことが最大の特徴だろう。かといってさまざまに解釈できる深さも持ち合わせているところがまた凄い!今では当たり前になった陽水の奥深さはこのアルバムから始まったといっても過言ではない。この頃から様々なジャンルのミュージシャンに曲を提供し、陽水を「フォーク」という枠だけでは語れなくなったことも関係しているのだろう。この路線をもっとアダルト・コンテンポラリーミュージックに特化させて突き詰め、82年の『ライオンとペリカン』、商業的には84年の『9.5カラット』で陽水は新たな頂点に達するのである。この作品はその始まりに過ぎない。大傑作!!! 「青い闇の警告」から「Bye Bye Little Love」に至るまでの10曲がまるで短編集のようで、陽水の中で一番好きなアルバムです。特に、押し寄せる孤独と不確かな希望が対峙したような「Bye Bye Little Love」。これは個人的に好きな曲。しかし、全曲がこんな暗い雰囲気に包まれているわけじゃない。どこか滑稽な「暑い夜」、「ダンスの流行」など様々な持ち味を出しています。ツボにはまる一作だと思います。あと、僕は2001年発売のボックス、「リマスター」のばら売りのほうで購入したのですが、既に発売されているCDよりかなり音質も向上しています。音にもこだわる方ならリマスターのCDを購入されることをお勧めします。とにかく音の抜けや広がりがよくなっています。 歌詞にも楽曲にも陽水らしい鋭さは健在。が、当時の心境を反映してか(大麻所持で逮捕)全体にどこか沈んで重々しいムード。特に「灰色の指先」は私が生涯聴いたことのある曲の中で最も暗い歌として不動のチャンピオンの座を占めている(笑)。しかし、この曲にしろアルバムにしろ、好きな人はとことん好きなようで(矢野顕子さんもその一人とか)一度はまると、たまらない魅力があるのかも。 whiteを楽天で検索 |