好き [DVD] |
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3つの違った短編ストーリーが入っています。ストーリーは全てがベタで感情移入するまでではありません。でも田中麗奈の魅力が惜しげもなく出ています。 田中麗奈が好きなら十分楽しめます。 独り暮しをしている都会の片隅で・・・ 夜の海辺で・・・ 夜明けの海岸で・・・ 二人きりで偶然顔を合わせたボクシングジムで・・ 二人きりで居るのに、 隣に居るのに、 キスもできず、触れることさえできず、想いを 伝えることさえできない・・そんな恋。 そんな時間、そんな空間。 狂おしく、切なく、甘い。 『何度も観たい』そう感じた作品でした。 30分ほどのお話しが三話詰まっています。 二作目が、静止画で映画を作る、というもので、 私はこういう技法を初めて観ました。 とても新鮮で、良かったです。 「テンカウント」は20歳ぐらいの専門学校生を演じラブだけでなく、挫折した高校の青春を気持ち的に取り戻すという成長物語でもある。 「波」はカメラをテーマにしていることもあり、静止画で構成されているショートストーリー。新鮮で綺麗な映像だ。 まずはネット配信することを目的に製作された短編3話のオムニバス。 1958年、1981年、そして2000年に舞台を設定して、若い女性がふとしたきっかけである男性に淡い気持ちを寄せていくという展開が各物語の共通点です。 田中麗奈は好きな女優なのですが、この作品には弱点が多いと感じました。 <画面の質感> 1秒30フレームの鮮明なビデオ画像は、1秒24コマのフィルムにくらべれば単位時間あたりの情報量が多く、確かに「よく見える」のですが、見えすぎることによって<想像する余地>が失われます。記録映像や取材映像にはビデオが向くでしょうが、想像の産物であるフィクションの世界ではフィルムのもつ淡さのほうが現実世界との間に微妙な距離を生み、味わい深い物語を紡ぐことができると思うのです。ですからビデオで撮影されたこの3編はどうも気持ちが乗りませんでした。 <スチール構成が有効だったのか> 第2話は全編スチール構成という異色作ですが、私はこのアイデアには心動かされませんでした。監督自身が一度やってみたかったというほど思い入れの強い演出法ですが、思い入れを実現する前に、真にこの物語にふさわしい手法だったのか、吟味する必要があったのではないでしょうか。 <物語の展開> 誰かを好きになるということの不思議さや切なさを見せてくれるはずの3編ですが、一目ぼれともいえる主人公のあまりにすばやい心の変化に、見ているこちらの気持ちが乗り遅れてしまいました。あぁこうして人は人を好きになるのだなと、無理なく感じさせてくれるだけの時間的猶予がないのです。それだけの物語を紡ぐだけの時間が与えられない短編ゆえの弱点が出てしまっています。 その弱点を補うため、第3話では主人公の美穂にナレーションをさせてなんとか理屈づけを試みています。ですが、このナレーションは過剰に説明的で、いただけませんでした。 もともとこの作品がインターネット用に作成されたということに驚きました。 きっと短い時間で製作されたのでしょうが、田中麗奈のみずみずしい姿が印象的です。おすすめはチャーシュー麺。セットも昭和がなつかしくさせるもので、とてもいいです。タイトルの「好き」をもっとも感じたストーリーでもありました。 全体的にいえるのですが、もう少し先がみたいと思わせます。続きがあったらよいのになと思ってしまいました。 2000年11月よりインターネットで配信された「クリック・シネマ」の第1弾として注目を集めた作品。各30分、それぞれ3話のオムニバス形式で、いずれも主演は田中麗奈。時代設定もキャラクターも異なるが、ほのかな恋心を抱いたヒロインの物語ということで共通させており、麗奈ファンならずとも彼女の大人の女優としての成長を見守るかのような気分をも味わえる。 監督も、プロデューサーであり田中主演『はつ恋』の脚本家でもある長澤雅彦、カメラマンの鋤田正義、CMディレクターで『良いおっぱい、悪いおっぱい』など映画監督作品もある本田昌広と、バラエティーに富んでいる。特に鋤田監督の『波』は、往年のフランス映画の名作『ラ・ジュテ』のように、デジタルカメラで撮影された無数の写真でドラマがつづられていくのがおもしろい。(的田也寸志) 好き [DVD]を楽天で検索 |