イズ・ディス・イット |
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ロックは元々すごくファッションと結びついてるところがあるけれど、パンクファッションしている人たちがみんなパンクについて真剣に考えたとは思えないし、そもそもパンクに真剣さなんてないんだ、ってとこまで考えたかどうかといえばそうでないだろうし、ピストルズのあとのPILを聞いたかといえば、多分名前すら知らないんだろう。 そういう風に音楽とファッションが不可分で、でも一人歩きするような現象をおこすことを考えると、このストロークスのデビューアルバムの後、コンバースとかスキニーパンツがユニフォームのように流行った事は、また不可分じゃないだろう。 ストロークス、ルックスも良くて、印象的なフレーズも作れて、バンドイメージを作り出すバランス感覚にも優れている。こういうバンドはやっぱりなかなか出ないし、こういうデビュー作は伝説になる。 Velvet UndergroundとかSonic Youthとかの影響かね とりあえずパクっただけかと思いきや、本当に完成度が高い。 音楽誌にはこぞって絶賛され、一気にスターダムだったが とりあえず批判する隙がまったく無いw そんなアルバム このアルバムは本当に良いアルバムだ。 時間を置いても気兼ねなく聴こうと思うし、聴きたいと思う素直になるアルバムだ。 誰もが思う名盤かもしれない。 なかでも『someday』は重たい腰を身軽にしてくれて、外へ飛び出したくなる曲である。 そして元気になる。 基本的にロックにおいて「神業ギターソロ!」「ハイトーンボーカル!」「ブリブリスラップテク!」「ツーバスからの超速オカズ!」 と、ここらへんは盛り上がる非常に大事で不可欠なものだとされる だが、それは全くもって違う。ロックの本質はむしろ「無い」ことに集約される。 そもそも音楽性やテクニックを極めたいなら、ロックよりフュージョンとかそっちの方が百倍向いている ロックの素晴らしさは楽器なんて大して使えなくても楽しいところだ。要するに間口が広い。これは他のどんな音楽ジャンルにも真似できない特権である。 そして、上記を体現したのがこのアルバム。学生が5人適当にジャムして10分で作りました、な曲ばかりだが、それ故にロックそのものだ。 しかもそこに才能が散りばめられることにより、曲はポップソングとしての輝きを得る さらにそれらが高次でスパークし、ワビサビ精神的な一つの高度芸術として、他のロック作品に相対する存在として成り立ってもいるのだ。 これ以後の若者ロックシーンへの影響を考えると、00年代のアルバムでは間違いなく三指に入る傑作。 集金再結成に浮かれ、ジジイバンドの奴隷になるしかない高齢ロックリスナーには、この革新性はちとキツい? 絶妙なレベルでディストーションをかけたどこか退廃的なボーカル、鋭角で醒めたギター・サウンド、ポップなメロディー、シックに統一したファッション、華麗なルックス、それら一つ一つのエッセンスが都会的で洗練されたストロークス像を造り上げている。そんな彼らがロックの世界地図を塗り替えるのに長い時間は必要としなかった。現在のロック・シーンは「ストロークス以降」と呼ぶことができる、それほど多大な影響を数多のギター・バンドたちに与えたのである。本作は現在、多くのUKバンドたちの重要な道標の役割を担っている。 イズ・ディス・イットを楽天で検索 |