フォロウィング [DVD]

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フォロウィング [DVD]

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価格:¥ 2,521(税込)
アミューズ・ビデオ DVD2002-05-22
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 『ダークナイト』を見に行って、クリストファー・ノーラン監督に興味を持ち、前から評判のよさは知っていた『メメント』の原点である本作を見た。
 
 まず最初に、白黒だということに驚く。作品の世界観にとてもあっていて、さすがだなと思った。(ただし、白黒にした理由は制作費が少なかったかららしい)
 そして、キャラクターの人間性と、ブリティッシュなユーモアにのめりこんでいく。
 途中で一瞬わけがわからなくなり、映画が終わるちょっと前にすべての謎が解ける。
 
 とにかく天才的で、文句の言えない演出は『π』を彷彿とさせた。
 ほかにも、ヒッチコックから影響を受けていると思った。
 
 入り組んだストーリーが好きな人は見るといいと思う。期待は裏切られないだろう。
 
『メメント』見たときにはたまげましたね。いったいクリストファー・ノーランという人の頭の中はどうなっているんだろうといぶかしんだものです。この作品も、『メメント』と同じく時間軸は解体されてバラバラ。そうすると、観ている方はまずなにが起きているのかわからないので、理解するための”とっかかり”を探そうとします。とっかかりは二つあって、一つは主人公ビルの身なりがある時点で全く変わるということ。むさくるしい長髪の若者から、どこかでこざっぱりしたビジネスマンのようなスーツ姿に変身します。もう一つは同じくビルがめちゃくちゃに殴られること。これも、どこかの時点で誰かに乱暴されているわけです。この二つのとっかかりをめぐって、なぜそれが起きたんだろうと強制的に推理させられながら映画を見るので、サスペンスの持続性は抜群。謎に対する事前の期待感が膨らんでいるので真相がわかった時には一時テンションが下がります。これは、全体をわかりにくくすることで観客の興味を引きつける編集になっている以上、ある程度仕方のないことだと思います。しかし、この作品では、”ああなるほど”と思った次の瞬間に一種のどんでん返しのようなことが起きます。それを地味な刑事の静かな語り口で起こすところが、見せ方としてはちょっとスマートでいいなと思いました。いったん下がったテンションを巧く再満足させてラストまで持っていっていると思います。あえて言うと、複雑な見せ方をするためにストーリーを作ったようなわざとらしさが目立つことも事実ですが、デビュー作としてはやはり才能を見せつけた秀作といっていいと思います。
時系列を反転させ叙述した新感覚ミステリー・サスペンスの
大ヒット映画『メメント』の監督クリストファー・ノーラン
が低予算で製作したモノクロのデビュー作です。この映画は
様々な映画祭で高い評価を受け、それらが『メメント』の製作
にも繋がっていきました。

この映画『フォロウィング』も、『メメント』と同様に時系列を
徹底的にバラし、再構築するという手法で作られた映画です。
『メメント』とは違い、『21g』のような一見無造作にバラされて
いるようでいて、物語が進むにつれてパズルのピースが収まって
いくように「真実」と「事実」が浮き上がってくるというタイプの
ものです。

この映画は監督のインタビューでもあるように、自主制作映画であり、
低予算で、監督はじめ、スタッフとキャストは定職に就きながら土曜日
だけを使い、一年という歳月をかけて撮影したそうです。
他のレビューでも言われていますが、低予算でも脚本と構成さえしっかり
していれば素晴らしい映画ができるという見本のような映画です。

複雑な時系列が組みあがっていく快感もさることながら、終盤の畳み掛ける
ような展開、そして「どんでん返し」とも言うべき衝撃の結末にも驚かせ
られます。

『メメント』の原点がここにあります。素晴らしい。
お金をかけずに面白い映画を撮るための手本のような映画です。
こういう映画を見ていると、総予算ウン億という宣伝の仕方は
間違っているなあと思います。

メメントのクリストファー・ノーランのデビュー作に当たりますが、
時間軸を壊した構成の仕方からは最近で言えばタランティーノ、
もっと言えばビデオテープというアイテムを使って
話の中の時間軸を歪ませたスティーブン・ソダーバーグの
「セックスと嘘とビデオテープ」の影響が見て取れます。
(あの映画も低予算で高い評価を得ていますね。)
また、モノクロームの映像使いや、シーンの構図の美しさなどから、
戦前戦後のヨーロッパ映画の影響が見て取れます。
私は話の構成やストーリーの流れなど、脚本の視点から
映画を分析的に見ることが多いのですが、
派手さはないものの、見事というしかありませんでした。

ノーラン監督は。IQも高いんだろうな。そんな感じを受ける、
メメントの前作にあたる、時間軸逆行構成、ストーキング+
ラストの意外な落ちつきの、トリック映画です。

手品みたいな作品ですねえ。

最初は、登場人物の男が3人いるのかと思いこんでいて、
途中から話がよくわからなくなってきました。
正直言いますと、特典映像の、時間軸バージョン編集版を
みて、やっと物語の流れを理解した、というなさけない?次第です。

でも、お話自体よりも、モノクロで、無機質な雰囲気もさること
ながら、やっぱり、時間の流れを一度ぶちこわし、再編成する、と
いう独創的な手法が、斬新で、摩訶不思議で、迷宮な味わいを
与えるんでしょうね。


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