オーロラになれなかった人のために

オーロラになれなかった人のために

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オーロラになれなかった人のために

オーロラになれなかった人のために


価格:¥ 1,314(税込)
ユニバーサルJ CD2002-10-16
売れ筋ランキング:29675
惑星のかけら
Crispy!
名前をつけてやる
スピッツ
空の飛び方

曲目リスト
  1. 魔法
  2. 田舎の生活
  3. ナイフ
  4. 海ねこ

1992年発表のオリジナルアルバムで、
オーケストラ・サウンドをマサムネ流に昇華したミニアルバム。
前作「名前をつけてやる」で
オーケストラを起用した際に意気投合した長谷川智樹氏と
今度はオーケストラをクローズアップしたスピッツを作ろうと
練り上げられた異色の作品。



「スピッツ版ジブリ!」

聴いた瞬間そう思ってしまった僕が居る。
まず題名からそんな感じである。
魔法、田舎の生活、ナイフ、海ねこ、涙・・・。
歌詞も、これらの題名の様な世界観を引き立てる物ばかりだと思うし
陰鬱ながら、変態的な面はあまり強調されていない。

小学生の頃、白神山地野外フェス(有名陣は一切出ない)によく行っており、
その度に近くのキャンプ場にテントを張って泊まっていたのだが、
真夏の明け方、寝ていたテントを抜け出して外の空気を大きく吸った瞬間の様なアルバムだ。
日の出の直前に鳴り響く静寂のような、オーケストラをフル活用した流麗。
是非彼らには、午前四時の白神のステージでこのアルバムを完全再現してほしい。
これは中学生の頃から願っているが、恐らく一生叶わないだろう。

幼い頃の、絵本を読み始めた時の胸の高鳴りの様なときめきから、
魔法に身体を持ち上げられるかの様にスロー・テンポへ転換する「魔法」に心を鷲掴みにされ、
最後の「涙」に涙してしまえば後は朝が来てしまう。
スピッツを聴くときに外しがちなミニアルバムですが実に良い出来です。

若干オーケストラっぽい音が入っていて古さを感じる曲もありますが、
2曲目の田舎の生活、そして3曲目のナイフは初期の名曲です。
他のレビュアーさんがおっしゃっているように、プログレ的で
計算された構成力はさすがスピッツといってもいいです。また、
その曲に、草野正宗の超変態歌詞世界が、様々な比喩、屈折を用いられて
展開されているとなればコレは聴かずにはいられません。必聴です。
個人的には特にナイフの浮遊感のあるメロディ、そして歌詞、
もう変態的としか言い様がない。最高です

最近スピッツを聴くようになった人はこれと惑星のかけら(3rd)は必聴です。
スピッツは結構アルバムごとにカラーが違うが、この「オーロラになれなかった人のために」は、スピッツのアルバムの中でも異彩を放っています。
いわゆる「ポップ」なスピッツでもなければ、「ロック」なスピッツとも違う。ピンクフロイドなどのプログレに影響を受けたような曲たちが聴けます。アルバムを通して「1つの作品」になっており、1曲聴きにな適さない点も、前衛的な点もプログレ的であり、まさに「スピッツ流のプログレ」とでもいえるような作品になっている。
スピッツがブレイク前に発売した唯一のミニアルバム。
トータルでも30分にも満たないが、個々の楽曲の出来、
そして質の高さは、オリジナルアルバムに匹敵する程のものですね。

このアルバムにはコンセプト的なものを感じます。
それはストリングスなどでアルバム全編をオーケストラ色の
強いものに仕上げたということからも分かりますね。
しかし、それ以上に草野さんが描き出す彼だけの世界観が
最も出ているアルバムだからそう思ったりもします。

特に「田舎の生活」がその真骨頂。1曲の中で完全な物語
を作り上げ聴くものをその世界へと導く魅力を持っている。

他にもじっくりと、スルメの様に聞かせる曲ばかりで
飽きることなく聴けるアルバムです。
決してスピッツの中では目立つアルバムでは無いが
一度聴けば、離れられない魅力と魔力を持ったアルバムです。
もう何年もSpitzさんのファンやってますが最高です。
どのCDでも愛や恋、失恋やら人生などの苦労や嬉しさ、楽しさを良い加減で言葉に出していた最高に落ち着きます。

1回CD聞いただけで殆ど良い曲、悪い曲が決まってしまうのが他のCDには多いですがSpitzさんの場合何度も聞かないと発見もないし、本当に良いのが分かりません、なのでレンタルするよりもまずは買ってみるのが1番です。

ちなみに私はアルバム15以上持ってますがもうかれこれ10000回以上は聴いております。
   スピッツの歴史において、わずか5曲しか収録されていない本作ミニアルバム(1992年4月発売)は比較的異色の存在かもしれない。もちろん収録曲数が5曲のみという要素もあるが、全編にわたってホーンセクションとストリングスをアレンジしている点に大きな特徴がある。
   高らかなホーンが彩る勇壮なサウンドをバックに君への真っすぐな思いをつづった<1>、ゆったり流れるストリングスに乗せ、郷愁を込めてしんみり歌う<2>など、大らかなサウンドと孤独な世界を繊細に描いた歌詞の対比は、まさに芸術的レベルだ。2002年10月発売のトリビュートアルバム『一期一会』に<2>が選曲されていることからも、本作のクオリティの高さがうかがえる。(速藤年正)
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