教訓 |
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曲目リスト
アメリカンフォークの、 ブラザース・フォーやキングストン・トリオが、 FENで流れていました。 いつの間にか、日本の学生が歌うようになり、 高校生や中学生にもフォークソングはリンクしてゆきました。 まもなく、 加川良さんや多くのユニークな歌い手がデビューしました。 ボブ・ディランと同じく、 渋い声は、カッコがいい。 フォークブルース感のある、 日本語の歌詞で歌っています。 1971年発表 教訓 ♪かなしいときにゃ かなしみなさい 気にすることじゃ ありません あなたの大事な命に関わる事もありません〜 と、語りかけます。 アルバム全体どれも、完成度があり 当時の緊迫した社会状況がうかがえます。 1971年6月に発表されたこのアルバムは当時とても驚きを与えてくれました。プロテストソングと言う言葉がもてはやされた時代に陰りが見え、次第次第に歌も内面へと向かっていくのですが、ちょうどその間だったと思います。美しいフォークソングからメッセージ性を前面に出した表現方法はとても新鮮でした。かつ、加川良の歌は、カントリーやトラッドを下地にもっており、アメリカンミュージックでもウッディガスリーやミシシッピー・ジョンハートなどの歌と表現スタイルを日本に持ち込んだものでした。標題の「教訓1」を含む12曲は、いずれも新しく、当時の若者の心をつかんだものです。形式的理由で早速放送禁止となった「戦争しましょう」のようなバラッドがあれば、子どもたちの声と歌に心を支えてもらった「伝道」など、一曲一曲のつながりは見えないようで、それでもやはり加川良の人柄で納得してしまうアルバムです。当時のURCレコードも力が入っていたようで、はっぴいえんどのメンバーや斎藤哲夫、鈴木慶一、その後も一緒の仕事の多い村上律、当然ながら高田渡など、懐かしく嬉しい顔ぶれが大勢サポートしています。今になれば、新しくもないが、かといって、古くもない、ちゃらちゃらした時代の流れに無関心なアルバムです。若さが集まった勢いを感じます。この後1年に1枚の割合で2枚のアルバムをURCに残した加川良の世界がここからスタートしたのです。私にとっての最高アルバムの1枚です。お勧めします。 このアルバムを聴くと、出るべくして世に出たといっていい人だとわかります。私が加川良を知ったのは、フォーク全盛期のずっとずっと後で音楽仲間から借りたCDがきっかけでした。拓郎やかぐや姫を好んで聴いたいた当時の私にはそれなりのインパクトがあり、時代を逆行するように、岡林信康、高田渡など'60年代後半から'70年代前半のアングラといわれたフォークにのめりこむ船頭が加川良だったのです。 それから数年後、ライブに出かけて生加川を聴いて以後、歌の存在を確かめたい気分のときには加川良などオールド・フォークをひとり楽しんでいます。この時代の歌は曲ごとにかなり考えさせられたりして、これもなかなか楽しい時間なのです。現代に商業的にすんなり受け入れられることは難しいでしょうが、今はアナログテープも痛んでしまい聴けなくなってしまいましたが、加川良with村上律のスタジオライブ的なアルバムの再発を強く望みます。 2005年4月16日、高田渡さんが56歳で逝去されたときに、彼に関係するアーティストのCDを引っ張り出して、彼の好きだったバーボンを飲みながら、お通夜と称してレビューを書いていたけど、送信ミスがあったようです。 加川良は、吉田拓郎の「元気です」のなかで「加川良からの手紙」として取り上げられていますが、一時期の吉田拓郎との交流とその後メジャーになっていく吉田拓郎との関係よりも、高田渡とのかかわりが強かったと思っています。 他の方のレビューには、「フォークソング」としての評価がありますが、日本でこの言葉は、PPMのようなC~Am~F~G7のアルペジオをさすのであって、高田渡にしても加川良にしても「なぎら健壱」さんが指摘しているように、これとは別のジャンルで「フォーク」という独特な私小説的、メッセージ性の強いジャンルを示すと思います。 高田渡のすすめで中津川フォークジャンボリーでデビューした加川良は、その後、「フォーク」という非常に狭い領域の中で高田渡さんたちと頑固一徹に、このカテゴリーを守りました。 そのデビュー作「教訓1」は、本当に参りました。 この作品が、世間的に受け入れられるか心配ですが、昭和40年代に思春期を過ごした世代以降の方々の100人に一人でも感銘してくれれば、素敵なことだと思います。 久しぶりに”フォークソング”が聞きたくなり、良き時代の名盤と呼ばれるものを購入しました。懐かしい音とメロディーは心和むものがあり、やはり時代は変われどいいものはいい!しかも歌詞は自分の年齢が重なるごとに受ける意味合いが変わってくる気がします。歌詞カードは一冊の詩集とも言えるでしょう。昔のフォークの命は歌詞だなって再認識です。そして加川良さんの声と歌い方は歌詞にマッチして感動を覚えます。知っている人でCDを持っていない人、聞いたことのない人にも絶対持っていて欲しい1枚ですね。 加川良は、もともとはURCの出版社、アート音楽出版の社員だったが、高田渡の影響で歌い始め、70年の全日本フォーク・ジャンボリーで「教訓I」を披露し、たちまち人気者となった。本盤は、その翌年(71年)にリリースされた彼の1stアルバム。当時のいわゆる“シラケ世代”の共感を呼んだ代表作「教訓I」を筆頭に、彼ならではの醒めた視点がアルバム全体を包み込んでいる。自作のほか、アメリカ民謡にオリジナルの日本語詞を乗っけた曲や、シバの名曲「悲しい気持で」のカヴァーも収録され、演奏にははっぴいえんどの面々や鈴木慶一ほかが参加。なお、「教訓I」は、その後なぎらけんいちが「教訓II」というパロディ作品にして歌っている。(木村ユタカ) 教訓を楽天で検索 |