ヒップ・ダンシン(紙) |
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曲目リスト
鈴木勲がチェロに専念した盤である。76年4月、クインテットで東京吹込み。 管楽器レスでピアノ&エレ・ピが辛島文雄、ギターが渡辺香津美。両人とも当時20代そこそこの気鋭の若手だ。そしてリズムが来日中のsam jonesとbilly higginsとは頼もしい。 鈴木のチェロは8弦張られていて、一音がより明確に力強く響くよう工夫がなされている。結果ソロでは独特な音色でラインが紡がれていく。辛島のエレピはシリアスな風情があり、スケールの大きさを感じさせる。どんな曲想でも持味を変えることなく表現しえている。この事は渡辺も同様で、とにかくギターのトーンが艶やか。billy higginsは彼ならではのスティック捌きが発揮される。sam jonesも重い。以前からの<黒さ>は失われておらず、一音に深みが増している。 鈴木のチェロ、sam jonesのベースがボトムに来るアンサンブルはかなりヘヴィ。それでスタンダードを自在に歌い上げる。他のジャズ盤では聴けない香気がある。今ではこれを“レア・グルーヴ”と称して愉しむ人もいるかと思う。 各人とも名手揃いであり、安定感は抜群だ。落ち着いた午後にジックリと聴き込みたい佳作である。 ヒップ・ダンシン(紙)を楽天で検索 |