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ゴルソン・ハーモニー健在なり!! リー・モーガンVOL.3やモーニンに聞かれるゴルソン・ハーモニー(アレンジ)にしびれた方は、迷わず買いです。 ベニー・ゴルソンのテナーサックス自体はある意味どうでも良いのですが、カーティス・フラーがメロディーを訥々と奏で、ゴルソンとのユニゾンを遂げた瞬間の心地よさは、寝苦しい真夏の夜も忘れさせてくれます(そうです。今は大変暑いのです)。 定番アイテムと思い、最近まで何故か買わずに終わっていたこのアルバムに、今は頬ずりをしている私です。 あの華麗な美しいジャケットデザインがここにはありません。トロンボーンを必死の形相で奏でているカーティスの顔の写真がブルーがかったトーンでまとめられています。高音質化もいいけれど、アルバム全体が良くなるようなものを期待します。 演奏は申し分ありませんし、一般に名盤と言われているだけあって、とてもいいんです。いいんです・・・ だけどたった一つ言わせてもらいたい。ジャケットがなぜカーティス・フラーのどアップ写真なのですか?女性が蝶のように踊るようなあのビューティフルなオリジナル写真がなぜ使われなかったのでしょうか? それさえクリアすれば言うことなしだったのに・・・ 女性ダンサーをあしらった(オリジナル盤の)ジャケットは、蝶が羽根を広げているようにも見えて、ものすごく印象的。ジャケットを見ただけでそのサウンドが聴こえてくるというのは、それだけファンに親しまれている証拠だが、本作やソニー・クラークの『クール・ストラッティン』などは、まさにその代表例といっていい。なにしろジャケットを見ただけで、条件反射的にベニー・ゴルソンの名曲<1>が聴こえてくるのだ。 もちろん本作に聴かれる演奏がこの曲の決定版。編成はハード・バップ時代の典型的なフォーマットであるクインテット。しかしトロンボーンとテナー・サックスという組み合わせがユニークで、その結果、中低域を駆使したふっくらとしたサウンドが和やかなムードを作り出す。ファンキー・ジャズの代表作だが、どこかほんわかとしたムードに包まれているのはそのあたりに原因がある。ブルースを中心にした選曲は親しみやすく、ジャズ入門者にも最適の作品だ。サヴォイ・レーベルといえば、真っ先に本作を思い出す人も多く、同レーベルの目玉アルバムでもある。(市川正二) Blues-etteを楽天で検索 |