過ぎし夏の想い出(紙) |
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曲目リスト
ビル・チャーラップは昔から聴いているが、彼のピアノのタッチに心酔してしまう。このCDも、ベースとドラムとの音のバランスが実にいい。静か過ぎず、やかましくなく、美しいバラードとお洒落なスイングを織り交ぜた、近年のトリオジャズの最高傑作といっても過言ではない。 いそしぎで誰もいなくなった浜辺を見つめていると、2曲目からはそこではしゃいだ日の想い出が蘇ってくる。笑ったり、感傷に浸ったり、このアルバムはまさに物語であり、そして最後の「時の経つまま(As Time Goes by)」で締められている。なんという完成度の高い作品だろうと感じざるをえない。私はこの作品を聴いてから、中々これ以上のものに出会えないほど、気に入ってしまった。トリオサウンドがお好きなら、外せない作品。ネット上でも大人気というのが証明している。 ヒステリックなスケールのお披露目会が多い中、スタンダードに関しての曲の解釈(特にテンポやトーン・インターバル)について、こんな人が現れて来ても良いのでは。 スタンダードをこれほどムーディーに弾いたピアノトリオが あっただろうか? スローなテンポもチャーラップにかかれば一音一音ごとに粒立ちも よく新鮮な五月の風のように耳に響く。 モナリザも、メロディーラインが美しくなつくかしく感じられ 初恋の人にばったり出会ったような感覚にさえ陥る。 いつまでも聞いていたいと思わせるCDだ。 砂浜に打ち寄せる波の音、 沈む夕日をバックにこの夏の出来事を思い出す。 グラスを片手にしみじみと…。 夏の夜の花火、ビーチでの甘酸っぱい恋、 ちょっとセンチな気分になりつつ目を閉じる。 そんな想い出たちが、ソロで演奏されている 1曲目『いそしぎ』によってよみがえる。 そして、ゆったりとスウィングする2曲目 『過ぎし夏の想い出』が空をだんだんと夜の色に染めてゆく。 アルバム全体がスローテンポな曲で構成されており、 10年間ほどジャズを聴いていなかったので、久しぶりにこのCDを聴いてびっくり。50~60年代のジャズを聴いていた僕としてはピアノの一音一音、ベースの締まった音、切れのよいシンバルの音等、すばらしい録音です。浦島太郎の心境です。親しみのある曲ばかりでリラックスして聴けます。 過ぎし夏の想い出(紙)を楽天で検索 |