ブラック・シーザー

ブラック・シーザー

売れ筋ランキングブラック・シーザー  
ブラック・シーザー

ブラック・シーザー


価格:¥ 3,570(税込)
キングレコード DVD2004-04-07
売れ筋ランキング:77509
コフィー
スーパーフライ 特別版
ハーレムの熱い日々―BLACK IS BEAUTIFUL (講談社文庫 よ 10-1)
スウィート・スウィートバック
グラインドハウス コンプリートBOX 【初回限定生産】

幾多あるブラックスプロイテーション作品の中でも極めて評判が高い本作です。『ゴッドファーザー』の後追い企画&古典的ギャング映画の定番的ストーリーをなぞったものですが、それだけではくくれない何とも味わいのある画面とエモーションを持っています。1つにはJ.ブラウンのサウンドトラックの素晴らしさが、次には主人公を演じるF.ウィリアムソンのいい男ぶりと孤独も漂わせた見事な人物造形に負うところが要因でしょう。そして単に黒人が上手くやって終わっていく従来のパターンを崩し挫折感や人間の哀愁まで表現し得たことが大きいと思えるのです。
特に他のブラックムービーと一線を画するのは主人公と親との葛藤の部分です。働き先の部屋をそっくりそのまま贈っても「働かなくちゃいけないのに!」と母親に怒られ、そしてその母親が亡くなったシーンにかぶってくる“Mama`s Dead”。そして久々に再会した父親をなじりながらも、母親の墓地で「一緒に住まないか」「仕事がある」のやり取り。流れる‘俺は一人きりになってしまった’の歌詞。この時点で「これは傑作だ!」と快哉を叫んでいました。
 この両親の姿勢に端的に象徴されていますが、この映画では黒人が尊厳を持って「働く」ということへの視角があり、それが作品としての深みをもたらしているように思うのです。そして主人公の靴磨きに関する開幕・終幕の印象的シーンはこの文脈から捉えられる訳です。公開時には急遽カットしたという衝撃のラストシーン。かつての自分のようなごろつき連中になぶり殺される主人公。無惨なその結末の中に、野暮ったく愚鈍に見えようとも誠実に実直に人間は生きなければならないというメッセージがあります。それは狂気に沈む伝道師の姿にもシニカルに描かれます。まだまだ語るべき事はありますが、まずはこのブラックムービーのニューシネマとも言うべき傑作を一度目にしてみてください。
ブラックハリウッドの時代であったこの頃、数多くの駄作も登場する。「ブラック・ゲシュタポ」「ブラッケンシュタイン」「ブラキュリア」など出せば当たる何でもありの世界。その中でも「ブラックシーザー」は一際異彩を放つ。ギャング映画と見るのではなく個性的なスタイルをもつキャラクターに注目したい。ハンマーことフレッド・ウィリアムソンはワル中のワルに見事にはまった。鍛え磨かれた体には安物のスーツが高級品に生まれ変わり、甘いマスクはセックスシンボルそのもの。アンチヒーローとは程遠い身近な存在であり、決め台詞などなく、黙ってブッ殺す。金に溺れ死んでいく本能的な生き方にはタフな男が必要なのだ。マンハッタンの路上ロケなど勢いに任せたゲリラ撮影も素晴らしい。そんな荒っぽいこの作品を見事に引き立てるのがジェイムス・ブラウンである。彼はこの頃ニクソン支持表明をして批判の的になっている。搾取だと叩かれ続けた人達の歴史の偶然にして最高の犯罪映画。是非ご覧頂きたい。
アル・カポネがモデルのエドワード・G・ロビンソン主演「犯罪王リコ」をリメイクしたもので、当然マフィア内の抗争を描いています。でも、そんなマフィア映画のイメージを覆す類のパワフルさがあり、独特のテンポがあり、何といっても映像が!音楽が!な映画です。
 ラリーコーエンはかつてブラックスプロイテ-ション映画を撮っていた人ですが、彼の代表作がコレでしょうかねぇ
 『ブラック・シーザー』を監督したラリー・コーエン(脚本も担当)は、ニューヨークの街のショットで、この街のざわめきと色合いをフィルムにとらえた。野望を抱くトミー・ギブス(フレッド・ウィリアムソンが、街を堂々と歩く自信満々のトミーを演じる)は靴磨きから身を起こして、ハーレムの犯罪社会で大物に成り上がったが、彼にはもっと大きな狙いがあった。人種差別主義者の警察幹部(アート・ランド)を抱き込み、血なまぐさい乗っ取りを企てて自らの勢力範囲を広げていくが、身内に裏切られていること、警察とマフィアの両方から標的にされていることに気づく。
   コーエン監督は、エネルギッシュでむさ苦しいかっこうをした実に個性的な登場人物たち(とりわけダーヴィル・マーティン演じる、精力的な宗教指導者が目立っている)を配して、テンポの早い映画(1930年に作られたギャング映画の名作『犯罪王リコ』の影響を部分的に受けており、『スカーフェイス』のタッチもある)を作り出した。『ブラック・シーザー』は1970年代に一大ブームとなった、低予算で黒人キャストが中心の映画、早い話が「ブラックスプロイテーション・フィルム」と呼ばれるジャンルの中で最高傑作に数えられる作品である。(Sean Axmaker, Amazon.com)
ブラック・シーザーを楽天で検索